ワンダースクール通信 1030
初夏の森で虫さがし@ 2009.6.17

 
3日はコクワガタの♂5・♀1                    9日はヒラタクワガタの♂1とコクワガタの♂1・♀2

 6月のワンダーキッズの1回目とサタデースクールは、カッコウやホトトギスが鳴く子供の森で虫さがし中心です。カブトムシが出る前に、まずはクワガタさがしという感じですね。
 3日(水)はコクワガタの♂5・♀1、4日(木)はコクワガタの♀1、6日(土)は0… 7日(日)はヒラタクワガタの♂1とコクワガタの♀1、9日(火)はヒラタクワガタの♂1とコクワガタの♂1・♀2、12日(金)はコクワガタの♂1。この時期の夕方としてはまずまずの成果だったかな。まあ、自分で見つけられた子は、きょうすけとタッチだけでしたけれどもねぇ…

 
ボクトウガの幼虫とオオスズメバチの女王バチ 2009.6.8  ボクトウガの幼虫 2009.6.8

 樹液の出具合は例年並みかな。芋虫毛虫がきらいな人には「ごめんなさい」ですが、上の画像はボクトウガの幼虫。樹液で虫を集めて食べるためとはいえ、せっせと樹皮の下をかじって樹液が出るようにしてくれている昆虫酒場のオーナーさんです!?
 樹液には今年もオオスズメバチ、モンスズメバチ、コガタスズメバチの女王バチが多く、ヒメスズメバチもたまに見かけます。7日にはオオスズメバチ、12日にはモンスズメバチの働きバチも出てきましたね。今年の「ビビリまくり大賞」は、ハエが飛んだだけでもビクっていたれおで決定!?
 ハチのようでハチじゃないハチモドキハナアブたちも健在でした。観察会の参加者に見せようとして、真似をされているハチの方を手でつかんで刺されたという笑えない話もあるので、チャームポイントのY字型の触角はちゃんと確認しないとね…
 トイレ外壁の天井ではセグロアシナガバチが巣作り中。この場所では、ヒメスズメバチに襲われる前に駆除されちゃうかな? ニホンミツバチの巣は2か所とも復活していましたが、今年も同じ運命をたどるのでしょうか。たか爺としては、「ハチの巣注意!」とかの注意書きだけで充分だと思うけれども、ハチどころか花に来ているハナアブ1匹見ただけで大騒ぎするような人たちが増えてるからなぁ…

 
モンスズメバチの女王バチ 2009.6.3              ハチモドキハナアブ 2009.6.7
  
セグロアシナガバチが巣作り中 2009.6.3    ニホンミツバチの巣の入口 2009.6.3  スズメバチの観察中

 もちろん、芋虫毛虫でもちょっと遊ばせてもらいました。
 たか爺はミツクリハバチということにしてしまっている(…)ロウ物質を身にまとったハバチの仲間の幼虫「バブちゃん」、「手乗り毛虫」のマイマイガの幼虫、どちらも今年はもうかなり大きくなっていて、蛹になる日も近そうです。
 フクラスズメの幼虫のダンスを見ることができた日もありました。これも「手乗り毛虫」OKなんだけれども、暴れて緑色のゲボを吐かれちゃうとなぁ…

 
ロウ物質を身にまとったハバチの仲間の幼虫の観察中   「手乗り毛虫」のマイマイガ
 
フクラスズメの幼虫も「手乗り毛虫」OKなんだけれども、暴れて緑色のゲボを吐かれちゃうとなぁ…

「テントウムシみたいなのがいる」
 大きなクチバスズメがとまっていた切株で、さとしはナガニジゴミムシダマシを見つけてくれました。ピンボケになっちゃったけど、きれいな虫ですよね。
 毎年「初夏の森で虫さがし」の頃には、他にもいろいろと出てきちゃったり遊ばせてもらったりもしちゃうので、あとは次号へ続く!?

 
ナガニジゴミムシダマシ 2009.6.12               アカスジキンカメムシ 2009.6.6
 
ヒメカメノコハムシの幼虫 2009.6.9               ヒメカメノコハムシ 2009.6.12