ワンダースクール通信 1155
梅雨の晴れ間のクワガタさがし 2010.7.15

 

 7月2日(金)・5日(月)・7日(水)のワンダーキッズは子供の森。「梅雨の晴れ間のクワガタさがし」とはいっても、晴れ間にはなかなか恵まれませんでしたね…
 2日は、駐車場に着くと一転にわかにかき曇り、遠くで雷ゴロゴロです。雷雨にはならなくて幸いでした。
「おそうじむし!」
 これはゆうき。道の上には、オオヒラタシデムシとその幼虫の「キャタピラむし」が増えました。クワガタのほうはコクワガタの♀1匹のみ。
 帰りには七夕飾り用のササを切っておみやげにしましたが、駐車場でばさばさばさばさ振りまわして、子どもたちは大騒ぎです。あまりにも激しく動くものだから、写真はみんなブレブレでした…

 

「なんか、虫いるよ」
 5日は、あきのりが大手柄! セミの幼虫がちょうど穴から出てくるところでした。よく見つけましたよねぇ〜。
 時期的にニイニイゼミかと思ったら、アブラゼミのようです。まだ目が白いですよね。夜は雨になってしまったので、無事羽化することはできたのかなぁ…
「上にいるよ」
 写真を撮ろうとして逃げられてしまったノシメトンボの行方も、あきのりにしか見えない… 年には勝てず、たか爺にも見つけられませんでした…
「さっきのと違う」
「ほんとだ、羽の先が黒くない」
 てっぺいもよく観ていましたね。
 あきのりは目がいいので、将来は生きもの担当のキッズアシスタント候補かな? 林床にいたニホンアカガエルの子ガエルも、2回ともあきのりが捕まえていました。

 

 クロコノマチョウを見つけたのは、たか爺ですよ… クロヒカゲやサトキマダラヒカゲよりも大きくて、なんだか飛び方も変だったので追いかけてみました。まあ、子どもたちにはガにしか見えないだろうし、見向きもされないかな…
 もともとは静岡以西のチョウですが、温暖化にともない分布を北へと拡大中。たか爺も初めて見るチョウです。もう荒川を越えていたんですね。そのうち樹液でも見られるようになるかもしれません。
 コクワガタの♂♀1匹ずつもたか爺ね…

 

 7日は小雨で、タッチはアマガエルの子ガエル集め!? 帰り際にはアカガエルも捕まえていました。ヒダリマキマイマイも多かったですね。池やトウキョウダルマガエルの溝にも水がたまりましたが、まわりではカエルよりもショウリョウバッタの幼虫たちのほうがやたらと目につきました。
 池のハイイロゲンゴロウを手でとるのは、さすがにタッチだって無理な話です。帰りの駐車場の水たまりでは、今年もアマガエルのオタマジャクシやハイイロゲンゴロウがたくさんいて、ちょっと遊ばせてもらうことができましたね。
 池では、誰が見つけたんだか拾ったスーパーボールを投げ合ったりもしていました。池をはさんでこっち岸とあっち岸に分かれて投げ合うわけね。で、相手に届かずに池の真ん中に落ちると、今度はみんなで木の枝を投げこんで波で岸辺近くまで運んだりして、大騒ぎでしたね。ヤブガラシにいたセスジスズメの幼虫は、けんじが見つけてくれました。
 コクワガタの♂♀1匹ずつはきょうすけだよなぁ〜。ほうせいはカナブン好き!? たか爺は樹液にきているカナブンやシロテンハナムグリを飛びたたせて、子どもたちをビビらせることが大好きですけどねぇ…