ワンダースクール通信 1200
春なのに… 2011.3.22

 

 なによりもまず、今回の大震災で亡くなられた方たちのご冥福をお祈り申し上げるとともに、1人でも多くの方たちが肉親や友人知人と再会できますように心よりお祈り申し上げます。 上の画像は、里山ギャラリー・ノアの庭のハクモクレンの冬芽です。昨秋枝打ちされたもので作ってみました。今頃もうシャンデリアのような大きな花を咲かせているでしょうか。

 11日は金曜の子どもたちを迎えに行く途中で、工事車両の通過待ちのため停車中でしたが、電柱や電線がぐらんぐらんしていよいよこの世の終わりかと思いました…。携帯は通じないので、そのまま4件回って直接「本日は中止」の連絡をしてから帰宅しましたが、一番心配だった愛犬のくん爺は無事。いつものようにお留守番のご褒美のジャーキーをおねだりします。
 でも、家は本棚の上から天井近くまで木の実や木の枝などやたらといろいろ積み上げてあったり、窓辺には焼酎の空ビンに挿した作りかけのオギのトトロやフクロウシリーズをだぁ〜っと並べてあったりするので、それなりの覚悟はしていました。ところがなんと、倒れていたのはフクロウ1体のみ!? 割れたり壊れたりしたものはひとつもありませんでしたね。ガスの安全装置の解除にはひと苦労しましたが…。
 それにしても、こっちはちょっと大騒ぎしすぎです…。食料にしても、灯油やガソリン、懐中電灯やカセットコンロ等にしても、本当に今一番必要としているのは悲惨極まりない状況におかれている被災地の人たちなのに…。なんだかとてもかなしくなってしまいます。過剰な反応ではからずも子どもたちにストレスを与え続けてしまっている大人たちも、困ったものです。わが子のためと思ってはいても、実は逆効果だったりする場合もあるわけで…。まあ、他人がなんだかんだ言ったところで、結局は子どもは親が育てたようにしか育たないのでいいんだけどね!?
 こんなときだからこそ、ワンダースクールは12日(土)から16日(水)までの5日間は通常どおりです。でも、ガソリンがなくなってしまってはどうにもなりません…。被災地のこともあるので、普段給油しているスタンドが平常営業に戻るまでは、ワンダースクールもお休みですね…。再開後はまたくれぐれもよろしくお願いいたします。

 政府もいわゆる「専門家」たちの意見も決して信用はできないし、かと言って素人が無駄な心配ばかりしていても仕方ありませんが、まだ原発の大問題が残されています…。これは天災ではなく人災ですよね。私たちはみずから人の手に負えなくなるような化け物を作って、それに頼った生活を送り続けてきているわけです。まずは1日でも早く事態が収束し、今後の影響も少ないことを祈りながら、このまま原発に頼った生活を続けていっていいものかどうか、考え直すべきときなのではないでしょうか。