ワンダースクール通信 1249
夏はやっぱりカブトムシ 事前調査 2011.8.12
ゴマダラチョウ キアゲハ
7月21日(木)は「夏はやっぱりカブトムシ」の事前調査で狭山です。台風後の状況が気になったので、まずは子供の森へ寄りました。練馬ほど雨は降らなかったようで冠水した場所はなく、池も干上がったままでしたね。
樹液にはオオスズメバチの働きバチたちが増えてきました。上のゴマダラチョウはアカメガシワの葉の上で日光浴中、キアゲハはヒルガオの花に吸蜜にきていたものです。
夕方から羽化していたニイニイゼミ
ニイニイゼミも増えてきました。夕方から羽化していたものは、肌色が妙に生々しい感じ!?
ヤマユリ オオゾウムシ
狭山では思いがけずヤマユリの花に出会えて感激です。早い時間だったらそのまま嵐山まで走りたかったところですね…。ギボウシの花も咲いていました。
樹液ポイントのほうは、切られてしまった木や樹液を出さなくなってしまった木も何本かありましたが、新しいポイントもいくつか見つかってひと安心です。オオゾウムシも1年ぶりですね。
左:フクラスズメ(左下)・クロモクメヨトウ(中央)・マエキカギバ(右下)・ナシケンモン(左上)・ウスオビチビアツバ(右上)
右:クルマスズメ
1箇所に5種類のガが集まっていたので思わず撮ってしまいましたが、例によってフクラスズメしかわからない…。『みんなで作る日本産蛾類図鑑』で調べてもう2種はどうにか種名までたどりつきましたが、あと2種は「新・蛾像掲示板」で教えてもらいました。感謝です。
フクラスズメ コシロシタバ(&スズキベッコウハナアブ)
ハグルマトモエ♂ ハグルマトモエ♀
前の「5種類のガ」に写っている個体は鱗粉が剥げ落ちてしまっていますが、フクラスズメは本来こんな感じ。コシロシタバはフシキキシタバよりも多かったかな。ハグルマトモエは「夜の森探検隊」ではあまり見かけないガです。
この日はカブトムシの出がちょっと遅くて心配しましたが、19時半から20時の間には♂8・♀6・コクワガタの♀1。今年の「夏はやっぱりカブトムシ」もどうにかなりそうですね。