ワンダースクール通信 510
プレーリードッグ 2005.2.1

 1月12日(水)、たっくが折り紙で折ったプレーリードッグをプレゼントしてくれました。昨年4月に秋が瀬公園で誰かに捨てられちゃったやつを捕まえて、たか爺がそのまま飼っている生きものですよね。飼いはじめてすぐに、思い切り指を噛まれて全治2週間!? ワンダースクールもしばらくお休みしちゃったよなぁ… 詳しくは「ワンダースクール通信」427 「ワンダースクール通信」428をご覧ください。
 左の写真は、たっくのプレーリードッグと翌週に今度はつっくが折ってくれたエリマキトカゲです。なんとも雰囲気がでていて、すばらしいですよねぇ〜。
 ところで、「プウちゃん」と名づけたこのオスのオグロプレーリードッグは、今はもうたか爺にはよくなついていて、かわいくてかわいくてどうしようもない… それこそ「噛まれても痛くない」ぐらい!? で、今回は秘蔵写真を大公開です?
 でも、やはり「野生動物」は野性動物であるわけで、犬や猫のようなわけにはいきません。ムツゴロウさんになりきらなければ、そう簡単に飼える生きものではない。たか爺の家のドラ息子どもは、えらく怖がっております… 神さん(誤字ではありません… たか爺に好きなことをやらせてくれているからねぇ…)は、ブレーリードッグとは比較にならないほど大変な人間のドラ息子どもを20年以上飼ってきているので、わりと平気なんだけれどもね!? 
 このお正月には、家に来ていたおふくろが手を噛まれて、光が丘病院の救急外来のお世話になりました… どんなに人なつっこくてかわいい生きものでも、「野生動物」としての本能は持っているわけで、常に相手の表情や仕草を見ながら接していないと危ないんだよねぇ〜。人間の勝手な思いこみなんて、なんの役にも立たない。相手の生きものが自分にとって危険な状況かどうかを瞬時に本能的に判断して、ハチなら刺すし、ヘビやプレーリードッグなら噛む。だだそれだけのことなんだけれどもねぇ… 
 発情期に入った11月には、たか爺でさえ危ない日が何日かありました。輸入は禁止されていても、まだ国内でブリードされたものが売られているようですが、「かわいい!」なんて簡単に買ってしまったら大変なことになりますよ! そんな人に限って、また簡単に捨てちゃうんだろうしねぇ…  

 

 普段はこんな感じ。プレーリードッグ専用のゲージの中です。あたたかい季節だと、こんな寝かた!? 発情期でもある冬は、ゲージの中に敷いてある草を集めて巣のようなものを作り、その中で丸まって寝ています。昼行性なので、起きているときはゲージをガンガン噛んで「出せ出せ」攻撃!? 出入り口の金具の片方は、すぐにこわれてしまいました…

 

 ゲージから出してあげると、すぐにたか爺の膝の上にのってきて、「なでろなでろ」攻撃!? 本当に甘えん坊で、手をやすめると噛まれます… 甘え噛みでも、けっこう痛い… かまってやらないと、椅子の上に飛び乗ってきたり、歩けばどこまでも追いかけてきて、靴下やズボンの裾をやたらと噛みます… 仕方なく、頭やあごの下をなでるとトロ〜んとして後ろに倒れちゃったり、背中をなでるとベロ〜んと床に平べったくなったりして、気持ちよさそうにしています。

  

 メイン・フードはプレーリードッグ専用の固形物ですが、草食性なのでレタスやキャベツ、野菜が大好き! 立ち食いですね!? おやつのリス用のえさを床にこぼしてしまったら、パピヨンのクンちゃんまでやってきてこの通り… とにかく何でも齧ってしまうので、シーツを齧らせたりしています。でも、カーテンの方が大好きで、たか爺の家の居間のレースのカーテン(一応、オーダーものなんだけれども…)は、プウちゃんが立ち上がって噛む高さのところだけ、かわったレース模様になっています… 居間とキッチン、キッチンとバス・ルームをしきる木の扉の下もすでにボロボロ…

  

 近づきすぎるほど、ファン・ヒーターが大好き! 虫ちゃんといっしょで、まずは体を充分に温めてから活動開始!? 部屋の中を走りまわったり、カーテンを齧りまくったり、たか爺を襲ったり… 静かになったなぁと思ったら、気が済んだのか自分からゲージの中へ戻って寝ていたり、立ったまま、じぃ〜っと窓の外を眺めてたそがれていたり!? 故郷の草原がなつかしいのかなぁ…