ワンダースクール通信 670
『月刊 クーヨン』の取材で仕事納め 2005.12.27

  
チョウの越冬の仕方もいろいろ。左から、ミドリシジミの卵・ゴマダラチョウの幼虫・アオスジアゲハの蛹・ヒオドシチョウ

 12月26日(月)は、たか爺、今年の仕事納めです。あっ、遊び納めかな… 
 秋が瀬公園のピクニックの森で、以前3回ほどお世話になった『月刊 クーヨン』の取材を受けました。「あそんで大きくなるんだもん!」というページで、「寝ているムシを探しに行こう」という企画となると、これはもう極めてワンダースクール的!? 依頼があった日にすぐ、キッズの1年生たちを臨時招集。りょう兄にもアシスタントをお願いしました。
 「ムシ」の写真はある程度ストックがあるけれども、たか爺としては、せっかくだからこれを機会にミドリシジミの卵やゴマダラチョウの幼虫も撮っておきたい! 4日の集会のときに、ゴマダラチョウの幼虫を見せてくれた埼玉昆虫談話会のM君にだいたいの場所を教えてもらったので、下見も兼ねて20日(火)に探しに行ってきました。でも、カメムシやテントウムシの仲間たちばかりで、結局、ゴマダラチョウの幼虫は見つからない… ミドリシジミの卵も、老眼だと厳しいよなぁ…
 で、M君にSOS… 22日(木)にはわざわざ同行してくれて、無事撮影することができました。さすが! 高校生だけれども、たか爺のチョウの師匠ですからねぇ〜。アオスジアゲハの蛹は、やはり4日の集会のときに、K氏からプレゼントしてもらったものです。助かりましたねぇ〜。この場を借りて、お二人に改めて感謝です!
 26日はまず、オオカマキリの原っぱの卵のう畑!? 今年もセイタカアワダチソウの茎にやたらと多い。アカスジキンカメムシの幼虫を探してみたトウカエデの落葉の下では、ヒダリマキマイマイが眠っていましたね。ミドリシジミの卵は、上の写真の7個まとまったものを見てもらいました。22日にM君が見つけてくれたものです。
 風びゅーびゅーで寒いので、バーベキュー場へと急ぎ、子どもたちにはエノキの根元で宝さがしをやってもらいました!? ゴマダラチョウの幼虫は、たいちが発見。エノキの落葉の中には、テントウムシたちもいましたよね。ちょっとテーブルを借りて、ゴマダラチョウの幼虫、アオスジアゲハの蛹、ハラビロカマキリの卵のう、今年はまだ見つかっていないイラガのまゆやウスタビガの空まゆも、みんなに見てもらいました。トイレの外壁の隅や落葉の吹きだまりには、テントウムシたちがうじゃうじゃと集まっていましたよねぇ〜。
 後半は、森の中で朽木くずしです。森の中へ入ってしまえば暖かい!?
 カミキリやコクワガタ、謎の幼虫たちが続々とご登場ですが、こうへいとかずなりは幼虫が触れないのかぁ… コクワガタの幼虫は、たいちが大物を見つけていました。
 すっぱいにおいのアオゴミムシ、プッと煙幕のような屁をこくオオホソクビゴミムシ、ムカデやミミズも出てきます。最後はコガタスズメバチの新女王で決まり!? コクワガタの成虫が見つからなかったのが、たか爺としてはちょっと残念でした… アシナガバチの巣は、だれが見つけてくれたのかな?
 記者さんとカメラマンのお二人とも女性でしたが、記者さん、実は「ムシ」が苦手なんだって… ぴゅーぴゅー吹き荒れる北風と「ムシ」ちゃんたちのオンパレードで、背筋も凍るつらい取材になっちゃったかなぁ… ごめんねぇ… どんなすてきな誌面ができあがるのか楽しみにしているので、頑張ってくださいね! 子どもたちの写真を撮りまくってくれたカメラマンの方も、よく撮れているといいですよね。お母さんたちもきっと、楽しみにしてくれていると思いますよ。
 『月刊 クーヨン』3月号は、2月3日発売です。ご購読のほど、ぜひよろしくお願いいたします!