ワンダースクール通信 696
放置されたトラップ 2006.3.26

 さて、これは何でしょう?
 すぐにピンときた方は、野鳥に詳しい方ですね。3月11日に釣堀跡の池で見つけたものですが、最近仕掛けられたものではないようです。昨年の1月につながれていたゴムボートと関係あるのかな?
 右の木の枝は、カワセミをとまらせるため、ひもで杭につないである白い容器は、エサの小魚を入れるためのもの。カワセミがエサをとる瞬間の写真を撮りたい人が仕掛けたトラップです。
 ワンダースクールではこの6年間、いくつか見つけて回収もしました。よそから持ち込んだ魚を入れてあるものもありましたよねぇ… 野鳥の写真を撮るために、森の中の倒木の上にエサをまく人たちもいます。
 こんなことまでして、写真を撮りたい気持ちはわからないでもない。たか爺だって、夏には虫とり用のバナナトラップを仕掛けたりしますからねぇ…
 そういえば、クワガタやカブトムシを採るためのトラップも、かなり放置されています。昨年はボルトで木にとめてある悪質なものも見つかりました。これから暖かくなってくると、ザリガニ釣りで使ったたこ糸も目だつようになります。
 でも、野鳥の写真を撮るためだろうが、クワガタやカブトムシを採るためだろうが、仕掛けたトラップはそのまま放置せず、必ず自ら回収するのが最低限のルールだと思いますよ。