ワンダースクール通信 960
秋の生きものさがし 2008.10.7

 9月1日(月)からはワンダースクールも新遊期!? 9月のワンダーキッズ1回目とサタデースクールは、メインフィールドの秋が瀬公園・ピクニックの森で「秋の生きものさがし」です。
 夏休みの間になにやらおかしな看板が立てられていましたが、とりあえずワンダースクールとしては、今までどおり遊ばせていただきます。まあ、そのうち問題でも起きたら、ひと騒動起こすしかないかな!?
 8月下旬は雨続きだったので、森の中は冠水していて、オオスズメバチの巣も大打撃? 6日にはミツバチの巣の偵察に来ていたやつがいましたが、あまり姿を見かけません。樹液でも、違う巣のモンスズメバチ同士が争っているだけでしたね。子どもたちを連れて歩くには安心ですが、スズメバチファンのたか爺としてはちょっとさびしい感じです…
「スイカだ」
 まだ色づいていないカラスウリは、もちろん毎回せっせと「採集」させていただきました。持ち帰って飾っておくと、黄色からオレンジ色へと変わっていく様子が観察できます。黒マジックで目・鼻・口を描けばハロウィンの飾りにもなるし、枯れたらラッカースプレーしてリボンを結べはクリスマスのオーナメントにもなります。打出の小槌かカマキリの頭か、種もぜひ見てみてくださいね。

 

 センニンソウの花はとてもいい香りを漂わせています。でも、葉っぱや茎の汁で皮膚炎を起こす人もいるらしいので、念のため子どもたちの「採集」は禁止ですね。

 
 

「くっせぇ〜!」
 と、顔をしかめる子が多いヘクソカズラも、「採集」して匂いを楽しませてもらいました!?
 それでも「だいこん」(しゅうや)、「シソの匂いに似てる」(りさ)、 「スイカ」(ほうせい)、「ニラっぽい」(あきら)、「トマトとニラがまざった匂い」(きょうすけ)、「大根おろし」(なおと)、「たくわん」(リッキ)、「キュウリ」(ひろき)等など、感じ方は人それぞれ。この9年間で「ヘクソ」の匂いだと言った子はいません。今年は「大根カズラ」にしておこうかな。もうすぐ「黄金カズラ」となって、目も楽しませてくれますよね。
 オニグルミの実も落ちはじめ、3日は駐車場の木でクルミ落しです。たか爺も食用ではなく工作用にせっせと収穫させてもらいました。クヌギのどんぐりは、11日頃からようやく大きめのものが落ちはじめましたが、今年は少なめかな。

  

 ちょっとピンポケですが、今年もオオブタクサにはハゴロモの仲間たち。左からアオバ・スケバ・ベッコウの3種類です。個体数が多い順? アオバハゴロモでは、「ハゴロモ使い」の手品でも遊ばせてもらいました。

 

「でかいのはじめて」(ゆう)
「なに会議してんだ?」(たーし)
 ウシガエルのでかオタマは、バーベキュー場の側溝や池の岸辺近くにうじゃうじゃいます。足つきも多いのでまもなく上陸かな。ザリガニやトウキョウダルマガエルの子ガエルを捕まえている子もいました。ちなみにウシガエルは、「特定外来生物」に指定されているのでお持ち帰りは厳禁です。
「カタツムリ」
 これは誰だっけ? タニシでした…
 池のそばの小さな原っぱではバッタとり。たーし、まさと、ゆうたが見つけていたショウリョウバッタのメスでは、「ギッタンバッコンこんにちわ」で遊ばせてもらいました。コバネイナゴ(左下)とオンブバッタが多くて、クサキリ(右下)やクビキリギスも捕まっていましたね。

 

 3日にはあきらが、羽を傷めて周回路のアスファルトの上をあるいていたセイボウの仲間を見つけてくれました。まさに「青蜂」で、金属光沢の青や緑色がとてもきれいです。大きさからいくと、スズバチに寄生するオオセイボウあたりかな?
「この目がかわいい。ベロがかわいい」
 これは、のぞみ。
 6日には周回路が草刈り済み… カナヘビの子どもたちが右往左往していました。ダンプカーを通すわけじゃあるまいし、人が通るだけならこんなに広く刈る必要はない… 道ばたに多いくっつきむしの植物たちにとっては大打撃かな。今年はヤブタバコやミズタマソウには会えないかもしれません。公園管理者自らが植物を大「損傷」しているわけですね!?
 1日にはクルマスズメ、7日にはキイロスズメの幼虫も見つかりました。どちらも70oはある立派なものでしたが、最後に芋虫のアップ画像はやめておきましょうか…