ワンダースクール通信 1015
春の生きものさがし-A 2009.4.27

 
テントウムシ 2009.4.19                      ナナホシテントウ2009.4.11

 春の生きものさがしでまず目につく虫は、やはりテントウムシの仲間でしょうか。森の中ではテントウムシ、土手ではナナホシテントウが目立ちます。
 テントウムシは、同じ種類なのに斑紋はいろいろ。「違う種類が交尾してるよ!」なんて驚く子がいたりして、おもしろいですね。左上の画像は二紋型と紅紋型です。
 土手のナナホシテントウでは、アブラムシを食べているところを観察したり、指先から飛びたたせてみたりして、リッキとだいきがご執心でした。

 
クビキリギス 2009.4.11                      ハンノキハムシ 2009.4.7

 カキドオシのお花畑には、クマバチやマルハナバチもやってきます。ハチを見ただけで大騒ぎする子もいますが、手でつかんだりしない限り刺されることはまずありません。たか爺的には、春から初夏のハチというイメージですね。カキドオシの花とクマバチの写真、撮りたかったなぁ…
 クビキリギスもけっこう見つかっていました。アリなんかに頼らなくたって成虫で冬を越す春のキリギリスです!? 7日には、森の湿地でキンヒバリが鳴きはじめていました。コオロギだって秋の虫とは限りませんよね。
 池のまわりの小さなハンノキでは、ハムシの仲間がお食事中。これはハンノキハムシにしておきます…
 ギフだヒメギフだとわざわざ遠くまで写真を撮りに行く趣味はないので、たか爺的にはベニシジミが春のチョウ。キタテハやルリタテハも飛んでいました。もうじき大好きなギンイチモンジセセリも出てきます。
 土手のタンポポの花の上では、ヤブキリの幼虫たちがお食事中。肉食でもこの大きさのうちは花粉を食べるしかない!?

 
ベニシジミ 2009.4.5                        ヤブキリの幼虫 2009.4.5

 ワンダーキッズの子どもたちは、3月は毎週ひたすら食べられる野草摘みだったので、今回は「たも網片手に池めぐり」です。ザリガニの池では、チビザリちゃんやヨッシー、ヨコエビのお仲間たち。ウシガエルのでかオタマうじゃうじゃの三本土管の池では、スジエビもけっこう捕まっていたかな。しゅうやは今年もシオカラトンボのヤゴを捕まえていました。
「カタツムリ?」
 これは、れお。タニシです… エビとザリガニのおチビちゃんとの区別がつかない子も、意外と多いよね。
 でも、今年はなぜかアカガエルやヒキガエルのオタマジャクシが1匹も捕まらない… ちょっと気になります。
 たくまはなぁ… やたらとすべりまくって「足ボチャ」のオンパレードです… しかも両足ね… どうせならもっと派手に「池ドボン」してくれればよかったのにね!?

 
スジエビ 2009.4.9                         シオカラトンボのヤゴ 2009.4.9

 今年度はファミリー会員が増えているので、親子でワンダー!は午前・午後の2回に分けて開催することにしました。それでも来年の3月までほとんど予約受付終了。キャンセルが出た場合はその都度「2009年度年間予定表」を更新して、別日程を設定できる月は改めてご案内いたしますので、どうかお許しください…
 今年度初回の19日には6家族18名が参加してくれました。お天気に恵まれたのがなによりでしたね。午前中は、甲羅干し中のアカミミガメやウシガエルの姿も見ることができました。あまり見たくはない生きものではあるんだけれども… 午後には、初夏のチョウのコミスジが現れました。たか爺も今年は初見です。