ワンダースクール通信 1028
雨の日のネイチャー=アート 2009.6.5

 ワンダーキッズ金曜コースは5月からの新ルートです。しばらくは1年生のさとしとマンツーマンで、のんびりじっくりと楽しませてもらうことにしました。5月29日は雨だったので、ザリガニ釣りor彩湖自然学習センターorネイチャー=アートの3択から本人に選んでもらったら、たか爺ンちでネイチャー=アートということになりましたね。
 練馬こどもまつりの「魔法の小枝でキーホルダー作り」にも来てくれていたので、とりあえずはキーホルダーでもひととおり作ってもらおうかと思って、まずはミニクワガタやお魚のキーホルダー。あとで色を塗ったり好きな模様を描いてもらえばいいようにブーツやハートも用意。
「好きなの作っていいの?」
 そしたら、たか爺ンちにある材料の山を見て、さとしは何かひらめいたようです。

  

 まずは左上の未完成の作品から。
 以前中学校の授業で女の子たちに人気があったペアのキーホルダー用の木の枝を見て、薪割りをしている人間が作りたかったようです。中学生の女の子たちは、2つに割った木の枝の好きな所に自分の名前と彼氏の名前を書いて、合わせれば1つになる2つのキーホルダーが作りたいわけですね…
 最初はナタまで作ろうとしていましたが、これは難しすぎたようです。でも、ナタの刃の材料には木っ端の中からそれらしいものを見つけ出していました。乾かしている時間がなくて両腕もうまく付きませんでしたが、これも2つに割った木の枝を使っています。材料の木の枝からここまでイメージできるとは、たか爺もちょっとびっくりです。
 さらに驚いたのは右上の作品。
 男の子なら当然、車を作りたくなる子も多いわけですが、さとしはヘッドライトに目玉を使ってドアミラーもつけていました。しかも、これで終わりではなく、次は船を運ぶキャリアーと船作りです。そのあと、船は海に浮かべて、最後には海の横に桟橋まで作っていました。なんとストーリーがある作品だったわけです。この想像力は本当にすばらしいですね。
 何をどうしたいのかわかれば、他の方法や材料もあったのだけれども、たか爺の固くなった頭では想像つきませんでした… でも、また1人の優秀な弟子に恵まれたのは確かなようですね。