ワンダースクール通信 1048
夏はやっぱりカブトムシ! 2009.8.20

 
 

 7月30日(木)・31日(金)・8月5日(水)の3日間は、「夏はやっぱりカブトムシ!」で狭山です。予想どおり今年はものすごいことになりましたねぇ〜。
 フィールドに着くとまずは、子どもたちに自分が担当する木を選んでもらうため、樹液ポイントをひと回りします。その段階ですでに、30日には12匹、31日には5匹、そしてなんと5日には20匹もカブトムシが来ている木がありました! たか爺もこんな光景を見たのは初めてです。
 でも子どもたちは、みんなこの木を担当したがってじゃんけんで決めるなんていうことはまずありません!? この木だけはみんなからちょっと離れた奥まった場所にありますからねぇ… 30日はたくま、5日はあきらが担当しましたが、2人ともみんなのライトが見える道の方へ出てきていることのほうが多かったかな?
 あとはひとりずつ自分の木の前で、カブトムシが出てくるのを静かに待ってもらいます。たか爺は子どもたちを見まわりながら、他の木もチェックという感じですね。
1.やたらとライトでまわりばかり照らさないこと
2.隣りの木の子とおしゃべりしたり、大声を出したりしないこと
 この約束は、今年はだいたい守れていましたが、毎年怖がりの子がとる行動です… 理由を問わず身の危険を感じた場合は大声でたか爺を呼ぶことになっていますが、さて、今年のオオカミ少年は誰だったでしょうか?
 昨年は下見をいれて5日間で、毎日18〜26匹の合計115匹。子どもたちの木に1匹でもカブトムシがやって来ればラッキーで、一番多かった木でも5匹というところ。今年は4日間でしたが、51匹、54匹、52匹ときて、5日はなんと98匹! 合計で255匹でした。
 おかげさまでたか爺も、「昆虫の森」で使う予定の50ペア100匹のノルマは31日にて達成。1日には里山研究会へ持っていくことができました。現在プラス21ペアというところなので、もう一晩ひとりで行ってくれば合計80〜100ペアはOKかな。
 おそらく、昨年それまで草地だった場所に大量のチップが山のように盛られたので、カブトムシにとっては最高の環境が整ったのかもしれません。たか爺としては、ウマオイやクツワムシの鳴き声を聞くことができなくなって、ちょっとさみしい感じですが…

 
暗くなってまっさきにやってくるのはガの仲間たち       カブトムシが飛んできたところです
 
下からも出てきますよね                      とりあえずはすべてキープしてもらいます
 
飛んで逃げようと羽をはばたかせているところ         1時間でこんなになっちゃう…

 30日はカブトムシが乱舞!? しゅうやの木には一度に3匹も飛んできていました。
 誰の木が一番になってもおかしくない状況でしたが、れおの9匹がトップでまさたけの8匹と続きます。2桁は狙えたはずのたくまは、カブトムシの休み場所の上をガサガサガサガサ歩きまわったり、大声を出したりしていたので3匹どまり…
 帰りにのぞいてみた木にも5匹来ていて、この日の最後の1匹はれおにとまっていましたねぇ…

 

 30日には、ロープで羽化しているアブラゼミも見ることができました。帰りには羽を伸ばしきっていましたね。ともやが見つけてくれたニイニイゼミの幼虫は、途中で行方不明… 落ちちゃったのかな? ナナフシモドキやヤブキリも出てきました。

 

 31日も9匹がトップ。さとしの木です。せっせとカブトムシを捕まえてくれたおかげで(!?)、最後にはノコギリクワガタの♀が堂々とご登場。さとしは「夜の森探検隊」でノコギリクワガタの♂を持ち帰っているので、これでめでたく結婚できますね。それにしても、運のいいやつだなぁ〜。
 次はゆうとで8匹です。夜遊びなのに懐中電灯を忘れたかおるは3匹どまりでしたね… この日はスズキベッコウハナアブにも出合えました。
 5日は、17匹のやすあきと15匹のほうせいが最後までトップ争いです。ゆういちろうは0で残念でしたが、他の子どもたちの木にも3〜8匹はやって来ていました。ひと回りしたときの25匹はすべてキープ済みなので、1時間ちょうどで73匹も出てきたことになりますね。この日が発生のピークだったのかな?
 この日で、夏休み前半の夜遊びシリーズも無事終了。たか爺は今年も、下見も含めて「ホタル狩り」2日・「夜の森探検隊」9日・「夏はやっぱりカブトムシ!」4日の15日でした…