ワンダースクール通信 1055
田んぼの草とり〜里ボラキッズ&ファミリーF〜 2009.10.20

 NPO法人むさしの里山研究会の会報『里山通信』用の原稿を転載します。

里山体験レポート 39

田んぼの草とり

自然体感塾ワンダースクール たか爺

 

 9月5日(土)の「田んぼの草とり」には、2家族6名+4名の子どもたちの10名が参加してくれました。イグサぬきが中心です。草とりもせず、はじめから「生きものさがし」になってしまっていた子もいましたが、私が連れていった4人の小学生たちは、田んぼのドロに足をとられながらもがんばってくれていましたね。






 

 ヌマガエルうじゃうじゃの「田んぼの生きものさがし」では、コガムシやハイイロゲンゴロウ、ギンヤンマやウスバキトンボのヤゴなどが見つかっていました。かわいいヘビもご登場です。秋が瀬公園でよく見かけるヒバカリとは感じが違うので、南部さんに聞いてみたらジムグリのようです。とてもおとなしくて、人をかむような素振りさえ見せないヘビだったので、子どもたちにも触ってもらいました。触れない子もいましたけどね…
 一昨年だったか牟礼の田んぼにいたシロマダラもこの日のジムグリも、寄居で初めて見たヘビたちですが、どちらも『埼玉県レッドデータブック』では「地帯別危惧」。シロマダラは「現在の生息状況は不明あるいは絶滅していると考えられる」、ジムグリは「近年の確認情報は非常に少ない」とのこと。里山の自然は本当に奥が深いですね。

 

午後はもちろん風布川へ。
 沢の中を歩きながら生きものさがしですが、暑い日だったので水のかけっこも気持ちよさそうでした。岩にとまっていたオニヤンマを捕まえた子もいましたね。