ワンダースクール通信 1057
どんぐりマジック 2009.10.22
マテバシイのどんぐりです
9月11日(金)の午後は、新宿御苑の帰りに光が丘公園へ。いよいよどんぐりの季節となったので、たか爺としては今年の成り具合が気になるところです。
ブナの仲間の木の実であるどんぐりは、日本には22種類。そのうちクヌギ・カシワ・コナラ・ミズナラ・ウバメガシ・アラカシ・シラカシ・スダジイ・マテバシイの9種類は、光が丘公園で拾うことができます。
工作にはやはりかたくて虫も入りにくいマテバシイが最適なので、毎年使わせてもらっている木が豊作でひと安心。どんぐりは公園のあちこちで拾えますが、帽子つきのまま落ちてくれる木は意外と少ないですからね。
新宿御苑のアート展は13日(日)で無事終了。でも、翌14日(月)の午前中は杉並の小学校で3年生の理科の授業「昆虫さがし」のお手伝いがあったので、搬出した荷物はほとんど片づけられません。
で、15日(火)から20日(日)までの6日間は光が丘公園で「どんぐりマジック」。当然たか爺だって毎日せっせとどんぐり+他の木の実や木の枝の収穫に励んでしまうわけで、部屋の中はもうどうにもなりませんよねぇ… まあ、秋ともなれば、いつ奥さんに追い出されてもおかしくない状況になってしまうのは毎年のことですが…
まずはどんぐり拾いから コツさえつかめば穴あけも簡単です
「すげぇ〜! どんぐり天国だ」
これは、水曜のこうき。次から次へとどんぐりを落とす時期なので、同じ木の下で6日連続で子どもたちと拾いまくっても拾いきれるものではありません。
あとはミニドリルでどんぐりに穴をあけて、ヒートンをねじこむだけで、キーホルダーやストラップ、ペンダントやヘアゴム、髪飾りなど、好きなものが作れちゃいますよね。単純な作業ですが、慣れないとそう簡単にはいきません。1年生でもあっという間に5個作ってしまう子もいれば、3年生でも1個がやっとの子もいます。
どんぐり工作は、学校だと4年生の図工あたりでやるのかな? 今どきコマやヤジロペエなんていう時代遅れなものを作らせることもないんだろうけれども、キリを使わせるのは怖くてなぁ…
キーホルダーの金具つけはちょっと難しかったかな ペンダントやストラップにもしてみました
19日の子どもたちの作品です トトロもいろいろでおもしろいですね
タッチの「キツツキ」 あきらの「カエル兄弟」 こうきの「ハチ」
19日と20日は「お絵かきトトロ」も。水曜の子どもたちは今年もいろいろ作っていましたが、どうしてもたか爺の影響が大きくなってしまって、オリジナリティからいくとこうきの「ハチ」が1でしたね。
以下は、子どもたちに見てもらったマテバシイのどんぐりを使ったたか爺の作品(どんぐりスズメバチは2007年、あとは2006年の「自然観察を楽しむアート展」に出展)の一部です。
マテバシイガエル(帽子だけ使用) マテバシイ犬(胴はクスノキ・しっぽはガガイモ)
どんぐりバチ(巣はハス・羽はユリノキ) どんぐりスズメバチ(巣はオオスズメバチの巣盤・羽はフジ)
フクロウ(嘴はヒマラヤスギ・羽はクマシデ) 鳥の巣(巣はクヌギ・羽はトウカエデ)