ワンダースクール通信 1068
オギのミミズク作り 2009.11.19

 

 10月25日(日)は彩湖自然学習センターの「オギのミミズク作り」に参加。今年はいろいろと試しているのでたか爺流も何パターンかあみだせそうですが、できればもう一度昨年教えてもらった基本パターンの復習をしておきたいところです。でも、「親子ふれあい講座」に爺さんひとりで参加するのもねぇ… ワンダースクールから4人が参加してくれたので助かりました。
 小雨だったので室内での開催となりましたが、職員の方たちが毎日せっせとオギの穂を集めてくれていたおかげです。ミミズク作りや竹細工でお世話になっていたお爺ちゃんが講師ではなくて残念でしたが、今回講師役の職員の方たちもがんばっていましたね。

 

 今年は「オギのウサギ」も紹介してくれました。真ん中の穂を残し、あとでリボンで結んで耳にするわけですが、これも何かいろいろと作れそうな方法です。
 お弁当のあとは、りほのリクエストでジュズダマのネックレスとブレスレット作り。雨も上がってくれたので、「草はらジャングル探検隊」のショートカットコースもひと回りできましたね。 

 
まずはオギの穂集めから(台風で倒れた場所は集めやすかったですね) 穂の長さをそろえて分けておくのはたか爺流?

 10月27日(火)から30日(金)までのワンダーキッズもミミズク作りです。耳をつけ忘れてフクロウになっている子が多かったけれども、とりあえずはみんなそれぞれ個性的な形にはなってくれました。
 まずはオギの穂集めからですが、30本集めるのに意外と苦戦。
「だからさぁ… こうやって茎をもって倒せばいいだけじゃん…」
 何回言っても、ジャンプして穂をとろうとしてばかりいる子もいました… 台風で倒れた場所は集めやすかったですね。
 はじめに集めた穂の長さをそろえて、2〜3に分けておくのはたか爺流? 短いほうから頭を作り、長いほうから体を作ります。まあ、小さくまとめる場合はあまり気にしなくても大丈夫ですけどね。

  
頭のまわりに体にする穂を重ねていってとめる作業は、子どもたちには難しいかな はねた穂はピンセットでおさめればOK
  
とりあえずはみんなそれぞれ個性的な形にはなってくれましたね

 作業的には、@頭にする穂を束ねてとめる A穂を折り曲げてとめる Bできた頭のまわりに穂を重ねてとめる C穂を折り曲げてとめる と単純なわけですが、子どもたちに作らせるとなると一番の問題はこの「とめる」という作業です。本来はたこ糸で結ぶ人が多いようですが、今はザリガニ釣りのスルメイカでさえ自分で結ぶことができない子が多いからなぁ…
 で、彩湖自然学習センターでは針金やワイヤーを使っています。たか爺も昨年はリボンフラワー用の細いワイヤーを使いましたが、今年はひらめいちゃいましたね。まだ内緒にしておきますが、これなら子どもたちでも簡単に「とめる」ことができて大正解でした。
 あとは、頭のまわりに体にするための穂を重ねていってとめる作業が、手の小さい子どもたちには難しいようです。でも、そんな子どもたちを見ていて簡単バージョンもひらめいたので、来年は幼児にも作ってもらえるかな?
「頭、どっかいっちゃった!?」
「あのなぁ… それはおまえさんの頭の話だろう…」
 作業的に簡単にはなっても、ちゃんと話は聞いてくれないとねぇ… 最初頭が出なかった子2人、体の部分を別に作ってしまっていた子1人、まったく人の話を聞いていないと思われる子も1人… 学校の先生たちは相当大変なんだろうなぁ…
 きょうすけは早くて、しかも完璧! 大人でも初めてだとなかなかこうはいきません。タッチはふっくらと仕上げていました。こうきの「おばさん」は、頭の部分を黒柳さんのヘアースタイルに見立てたわけかぁ… まさたけは小さくまとめていましたね。

  
嘴や耳用に用意したもの                   ススキ・オギ・スダジイ使用   オギ・ススキ・ツバキ使用
 
ヨシ・オギ・マツ使用                        オギ・ススキ・マテバシイ・シナマンサク使用

 たか爺は、昨年は基本パターンに目と嘴と耳をつけたミミズク中心でしたが、今年ははじめから目の部分をあけて作っておいてあとは嘴だけをつけるフクロウ中心に、とりあえず形だけは大小様々50個は作ったかな… それでも思うようにはいかないところが、おもしろいところです。これから来年の「ねりま子育てメッセ」や「自然観察を楽しむアート展」用に少しずつ、それぞれの形に合わせて何にするか何をつけるか考えたり、リースや木の枝に固定して作品として仕上げていくのも楽しみですね。