ワンダースクール通信 1069
空とぶ魔法のフシギダネ 2009.11.28

 今年の「空とぶ魔法のフシギダネ」は、10月31日(土)と11月1日(日)のサタデースクールからスタート。光が丘公園です。ワンダーキッズは例年どおり2回に分けて、4日(水)・5日(木)・6日(金)・17日(火)は光が丘公園で空とぶ魔法の種さがし、11日(水)は今年も雨で和光樹林公園、12日(木)は大泉中央公園、13日(金)は光が丘公園で空とぶ種の模型づくりとなりました。
 以下、まずは種さがしから。

 

 昨年見つけたオオモミジの園芸種、オオサカズキの翼果です。
「いいにおいの木!」
 31日の子どもたちは、クスノキの枝も拾い集めていました。「香りのえんぴつ」用ですね。
「おすもうさんの」
 これは何を言っているのかと思ったら、マツの菰巻きでした。つっぱりの練習用?

 

 ムクゲの刮ハも開きはじめていて、長い毛がついた種が顔をのぞかせています。
 右はアキニレの翼果を探しているところ。

 

 種を落として、回転しながら落ちてくる種のシャワーを浴びるのも楽しいですよね。左はトウカエデ。アカスジキンカメムシの幼虫たちもいっしょによく落ちてくるけど…
「マツボックリ?」
 これは、さとし。クマシデの果穂です。アカシデも例年並みでしたが、イヌシデは不作で残念でした。できれば3種類そろえたいところです。
 右はイロハモミジだったかな?

 

 ヒマラヤスギの球果も少しずつ落ちはじめ、バラバラになった翼果つきの果鱗も拾えました。小さいものが多かったけれども、てっぺんの「バラ!」を見つけた子はラッキーでしたね。
「葉っぱが走った」
 これは、ゆう。風が強かった1日は、るかが4個も見つけていました。たか爺は3個… あとはみんな1個ずつです。
 小枝ごとくるくる回りながら落ちてくる右のケヤキも、目の前で次から次へと風に舞いながら落ちてきて、子どもたちは走りまわって追いかけていました。

 

 ユリノキ広場のユリノキは1本切られてしまっていましたが、集合果や翼果はかなり落ちています。右は種を飛ばしてみたところ。

 
 

 スズカケノキの実は彩湖でも拾えましたが、おそらくモミジバスズカケノキ。こちらは少し大きな実をつけるアメリカスズカケノキです。綿毛つきの種が集まった集合果ですね。
 今年は「爆発!」しないで落ちているものが多かったので、たか爺もせっせと拾って、家でスプレーかけです。赤や緑、金や銀のスプレーでクリスマス用にしたり、まっくろくろすけ用にしたり… 「ねりまの名木」に指定されている木は、4人の子どもたちが手をつないだぐらいの太さでしたね。

 

 アオギリは5枚に裂ける袋果の裂片に種がついています。早く落ちてしまうので裂片はすでにレース状になったものが多かったけれども、今年も拾うことができました。種は炒って食べたり、コーヒーの代わりになったりもするらしいので、落ちたばかりのものがあったら一度試してみたいところです。

 

 左のサワラや右のメタセコイアの小さなマツボックリを集められた日もありました。小さな種にもちゃんと翼がついていますよねぇ〜。

 

「ウサギ!」
 5日にれおが見つけたウサギは、捨てられちゃったのかな?
 この日は野良猫にエサをやっている婆さんやら、オナガガモにエサをやっている爺さんやらもいましたが、本当に困ったものです。パンなんてたらふく食わされて、メタボで飛べなくなってしまったオナガガモもいるようですね…
 
 以下は、今年も盛り上がった空とぶ種の模型づくりから。 

 

 「種と知恵くらべ」は、なつき、るか、ゆうだい、ほうせい、つくる、こうき、きょうすけ、タッチ、ゆういちろう、やすあき、あきら、れお、ともや、しゅうや、さとしが合格! ゆうだいとほうせいはあっという間で、本当に早かったですねぇ〜。
 11日は、2個目はいろいろな形にも挑戦してもらいましたが、ほうせいの長方形、あきらの正方形バージョンもちゃんと回ってくれました。右はマツの両面折紙バージョンを飛ばしてみたところです。

 

 左はニワウルシの両面折紙バージョン、右はアルソミトラの折紙バージョンを飛ばしてみたところですね。

 

 アルソミトラの模型は、今年はともやがかなり遠くまで飛ばしていました。右はラワンの両面折紙バージョンです。

 

 そして最後はやっぱり、ロケットラワンで大騒ぎですよねぇ〜。1日は風が強くて、高く打ち上げると回転しながらどこまでも飛ばされていってしまいます。11日は高く打ち上げちゃうと屋根に激突してしまうので残念でしたが、落ちてくる模型をお口でキャッチして遊んでいる子どもたちもいました… 今年は12日のれおとしゅうやが高かったかな。
 15日の「模型競技会」はチャレンジーが3人以上揃わず今年も中止です… 気象条件は違ってしまっても、来年は12月のワンダーキッズの通常の日程に組み込んで勝負してもらうしかなさそうですね。