ワンダースクール通信 1080
田んぼで焼きいも〜里ボラキッズ&ファミリーI〜 2009.12.22

 NPO法人むさしの里山研究会の会報『里山通信』用の原稿を転載します。

里山体験レポート 47

田んぼで焼きいも

自然体感塾ワンダースクール たか爺

 

 12月12日(土)は大人2名・小学生5名・幼児1名の8名が参加。前日の雨はすっきりとあがってくれましたが、田んぼは水びたしです…
 燃やして片づける予定だった稲わらも濡れてしまったので、まずは子どもたちにノアからわらを運んでもらいました。田んぼ生きもの公園ではたき火用の穴掘りから。おケラちゃんには「ごめんなさい」ですが、「おまえの○○○○、これぐらい」でもちょっと遊ばせてもらいました。

 

 薪あつめや薪切りもやってもらって、たき火の準備は完了。わらに火をつけたら、次は焼いもの準備です。ぬらした新聞紙とアルミホイルでサツマイモをくるんでもらいました。おいしく焼けてよかったですね。

 

 

 あとは、大根やブロッコリーを収穫させてもらったり、モズのはやにえを観察したり。たき火が始まると、ずっと火のそばを離れなかった子もいましたが、この気持ちもよくわかります。たえず変化する生きものみたいなものなので、たき火の火や水の流れはずっと見ていてもあきませんからね。

 
クビキリギス                  ツチイナゴ

 
アケビコノハ                  ショウリョウバッタモドキ

 冬の虫たちも楽しませてくれました。このまま成虫で越冬するクビキリギスとツチイナゴが多かったけれども、まだ生きていたショウリョウバッタモドキを見つけたお父さんもいました。でも、よくわかりましたよね。
 やはり成虫越冬で、本当に枯葉そっくりのアケビコノハもご登場。羽を開いても、人間の子どもたちには「中はきれいな色なんだ」とか「おもしろい顔に見える」とかいう驚き方しかしてもらえませんが…

 

 ジュズダマの実も集めて、午後はノアの庭でアクセサリー作りです。穴あけに苦労している子もいましたが、たくさんあけられた子はブレスレットを作っていました。お母さんへプレゼントです。
 2009年の里山体験プログラムも今回で終了。1・2月のプログラムはすでに定員に達してしまっていますが、1月から3月までは畑の草を片づけたり、竹を燃やして片づけたり、ジャガイモを植えたりする作業もあるので、ぜひお手伝いください。2010年もよろしくお願いいたします。