ワンダースクール通信 1148
ミドリシジミの季節ですが… 2010.6.28

 
ミドリシジミ♂ 2010.6.17                      ♀(O型) 2010.6.15

 6月15日(火)と17日(木)は早起きして、午前6時半にはピクニックの森です。今年はよりどりミドリとはいきませんでしたが、もういいやぁ… おかしな人がおかしな看板を無理やり立てさせたり、物見遊山的な撮る人たちもかなり増えちゃったりしていて、なんだか興ざめしちゃいました…
 秋が瀬のミドリシジミはもともと採る人たちが守ってきたようなもので、埼玉県のチョウに指定したり、毎年「見る集い」を開催したりしてきています。公園のハンノキ林が良好な状態さえ保っていれば、今までずっと採る人たちが毎年採っていても多産地であり続けているわけです。本当に心配なのはむしろ、公園のハンノキ林の乾燥化のほうですよね。
 まあ、鳥や虫に限らず、自分勝手なカメラじじいの急増にともなう弊害はこれからもいろいろ出てくるんだろうなぁ… たか爺だってどちらかというと撮る人でカメラじじいなわけだけれども、子どもたちにはもっといろいろな生きものたちを採らせてあげたい。ミドリシジミだって、普段は滅多に羽を開いていないので、採ってみてはじめて本当にきれいなチョウだと感覚的にわかるわけですからね。
 とりあえずは、採る人にも撮る人にも今までどおりの公園であってほしいものです。ご家族で虫捕りに来た人たちが厭な思いをしたり、採る人と撮る人の間でトラブルが起こったりしていなければいいけどねぇ…

 

 早朝のピクニックの森は滅多に来ませんからね。カナヘビちゃんにも「おはようさん」です。

 

 キリギリスの仲間の幼虫たちも大きくなりました。ヒメギス(左上)が多くて、次にヤブキリ(右上)、サトクダマキモドキもいますよね。ヤブキリの成虫は17日が初見です。

 

 ミドリシジミ狙いの人たちには見向きもされないカノコガ…
 17日には、ノカンゾウの花も咲きはじめていましたね。