ワンダースクール通信 1175
秋の生きものさがし〜親子でワンダー〜 2010.11.8

 
ザリガニの池 2010.9.26               ギンヤンマを捕まえられる子はすでに絶滅危惧T類あたりでしょうか!?

 お天気にも恵まれた9月26日(日)の親子でワンダーは、午前と午後の2回に分けて開催。6家族で16名が参加してくれました。
 夏に完全に干上がってから秋雨で少しずつ水がたまりはじめたザリガニの池は、トンボたちの産卵に適した環境になっていましたが、この日がピークだったのかもしれません。10月1日には完全に池に水が戻り、トンボの姿も少なくなっていました。
 当然、まずはトンボ採りです。シオカラトンボ、アキアカネ、ナツアカネ、ノシメトンボ、ギンヤンマなど個体数も多く、種類によって異なる産卵シーンも見ることができました。
 アキアカネやノシメトンボを捕まえた子は何人かいますが、ギンヤンマを狙っていたたかきは執念でペアをゲット! ギンヤンマを捕まえられる子はすでに絶滅危惧T類あたりでしょうか!? 来年度は生きもの担当のキッズアシスタントの有力候補ですね。ギンヤンマはちほパパも1匹ゲットし、飛んできた(?)サトクダマキモドキも捕まえてくれました。たか爺も久しぶりです。
 捕まえたアキアカネのメスは、じゅりとちほが産卵させてみましたが大成功。みうはこのまま成虫で越冬するホソミオツネントンボを捕まえていました。他には、ザリガニやハイイロゲンゴロウ、カナヘビが多かったですね。 

  

 草刈りせずにそのままにしてくれてあるバーベキュー場の小さな原っぱには、小さい子でも捕まえられるバッタの仲間が集まっているので、バッタ採りです。コバネイナゴが多くて、あとはオンブバッタとショウリョウバッタ。肉食のキリギリスの仲間はクサキリ、クビキリギス、ササキリ、ウスイロササキリなど。バッタやキリギリスの仲間狙いのナガコガネグモも網を張っているし、コカマキリもいますよね。
 虫が集まる所には虫を食べる生きものたちも集まります。カナヘビも多くて、途中からカナヘビ採りになっていた子どもたちもいました。午後は幼児も4人いましたが、ちょっと血が出るぐらいには噛みついてくるクサキリを捕まえていたり、カナヘビを手なづけていた子もいましたね。小学生でもつかめなかったり、捕まえられない子が増えているので、頼もしいかぎりです。

 

 午前中には大きなトウキョウダルマガエルも見つかりました。手のひらの上でひっくりかえすと、おとなしくなっちゃうから不思議です。

 
ヒメスズメバチ                            ミツバチの巣から幼虫や蛹を運び出すオオスズメバチたち

 チョウはボロボロになったコムラサキやゴマダラチョウ、アカタテハやイチモンジチョウも見られましたが、たかきが捕まえていたアカボシゴマダラは本当に増えましたよねぇ…。
 この夏に学校行事かなにかでスズメバチに刺されたというじゅりは、下草にいたヒメスズメバチを見つけてくれました。でも、この状況ならそんなに怖がらなくても大丈夫なんだけどなぁ…。
 池のそばにあったミツバチの巣はオオスズメバチの襲撃にあったあとで、ミツバチの幼虫や蛹をせっせと運び出しているところでしたね。