ワンダースクール通信 1176
赤トンボしらべ 2010.11.9

 
水が戻ったザリガニの池 2010.10.1               スズメガの幼虫は周回路を横断中でした

 今年はおもしろいことになるかなぁと期待していたら、10月1日(金)にはザリガニの池の水位も元どおり…。ギンヤンマは飛んでいるものの、ヒレアシシギだかなんかが来ちゃって鳥屋さんたちがたまっています。秋が瀬ではめずらしい鳥らしいので、たか爺としてもここは遠慮しといてあげないと!?
 とりあえずピクニックの森をひと回りして、スズメガの幼虫やクビキリギス、ミドリガメ(…)などでちょっと遊ばせてもらってから、志木側の田んぼへと移動。荒川沿いに赤トンボはけっこう飛んでいて、ちょっと捕まえてみたらアキアカネとノシメトンボの2種類でした。まあ、子どもたちは1匹も捕まえられなかったけどね…。

 
そらが捕まえたアキアカネ♀は卵もち              たろうが捕まえたナツアカネ♂

 2日(土)と3日(日)のサタデースクールは彩湖で「草はらジャングル探検隊」でしたが、男の子たちは赤トンボとりも。2日はアキアカネのみで、そらが5匹にりきが1匹。3日はたろうがアキアカネとナツアカネを1匹ずつ、1年生のだいすけはナツアカネ1匹です。ひろかも1匹捕まえていました。
 4日(月)からはワンダーキッズの「赤トンボしらべ」も、ピクニックの森から彩湖へとフィールドを変更しましたが、誰も捕まえられません…。6日(水)はアキアカネのみで、あきら8匹、タッチ6匹、こうへい4匹、ほうせい1匹。あらっ? 5年生でも1匹も捕まえられない子がいるのかぁ…。彩湖でリベンジの15日(金)は、2年生のさとしがアキアカネ3匹、1年生のだんが1匹です。やはりリベンジの18日(月)は、1年生のあきのりだけがアキアカネ1匹でした…。

 
アキアカネを産卵させているところ                卵はラグビーボール形
 
ナツアカネを産卵させているところ                卵は球形(アキアカネの卵も残っちゃっていたけど…)

 たか爺は毎日、水を入れた酎カップ持参。メスの赤トンボが捕まった日には、子どもたちに産卵させてみてもらいました。真剣そのものの子どもたちの表情を見ていると、なんだかとてもほっとします。赤トンボ1匹捕まえられない子が年々増えてはいるけれども、まあいいか!?
 そういえば、10月15日の朝日新聞に「子の自然離れくっきり」というタイトルで、「トンボやバッタなどの昆虫を捕まえる。海や川で泳ぐ。そんな自然体験をした小中学生の割合が、この10年で20ポイントも減った」という記事が載っていました。虫とりは1998年の調査の81%から59%へと22ポイントも減っていましたね…。