ワンダースクール通信 1194
冬の森探検 inピクニックの森 2011.2.4

 
ザリガニの池の冬景色 2011.1.7             氷が残っていた池 2011.1.17

 ワンダースクールの2011年は1月5日からスタート。5日(水)・7日(金)・11日(火)・17日(月)はワンダーキッズ、9日(日)と22日(土)はサタデースクール、23日(日)は親子でワンダーでピクニックの森です。一応、冬の虫たちを探しながら池の氷や森の倒木でも遊ぶというふうに案内はしていますが、まあ、一番やりたいことで遊んでもらえればいいですよね。

 

 今年は夕方まで池の氷が残っていてくれたので、氷遊びが中心でした。まずは氷の上に乗ろうとしてみたり、木の枝を投げつけてみたり。氷を割って外に出すと、今度はそれをまた池に投げこんでみたり。子どもたちは「こわすの大好き!」だからなぁ〜。いつまでも木の枝で厚い氷を叩きつづけていたのは、たくまでした…。

 

「でかいけど、品がない」
 これは、そら。氷の話です。たか爺にも何となくわかっちゃうから不思議ですね。アート派の子どもたちは「北海道型」や「フィッシュ型」、「ハート型」などの氷にご満悦。でもやっぱり、すぐ投げちゃうのかぁ…。写真ぐらい撮らせろよなぁ…。

 

 氷に閉じこめられたクヌギの落葉は、そのままずっと飾っておけたらいいのにね。これぞまさしく「ネイチャー=アート」そのものです。
「かき氷!」
 炊飯場の池では、薄い氷をたも網に入れて細かくつぶして遊んでいた子どもたちもいます。ほんとに「子どもは遊びの天才」ですよねぇ〜。

 

 親子でワンダーは、アシスタントのゆうかとキッズアシスタントのあきらに手伝ってもらいました。あきらが大きな氷を割り出してくれたので、小さな子どもたちも上に乗って遊ぶことができましたね。浅くて草薮の陰だからか、何人か乗っても割れない所もありました。

 

 ワンダーキッズでは、次々回に「冬のクワガタさがし」をする木も探して森の中へ。今年はポロッとコクワガタのメス、クワガタやカミキリの幼虫が出てきた木で即決定です。右上はこの木で「お肌すべすべぇ〜」遊び中。
「ワン友!」
 この名言はゆうきです。何だか友だちの話からの流れで、「ワンダースクール友だち」ということのようです。ワンダーキッズに限らず、そんな感じの子どもたち、確かに多いかな。
「4月からも来てくれるかな?」
「ワン友!」
 たか爺としては毎年今頃はこんな感じ!?

 

 コガタスズメバチばかりでしたが、スズメバチの越冬女王もあちこちから出てきました。そんなにビビらなくても大丈夫なんだけれども、サタデースクールでははるかかなたまで逃げていく情けない3年生も1人…。今なら生きているスズメバチを本当に目の前でじっくり見ることができるんだけれどもね。

 

「キャビアみたいにいる」
 これは、そら。確かにナナホシテントウみたいに赤地に黒い点々の紅紋型は少なくなって、黒地に赤い紋の「ウルトラマン顔」の二紋型が多いようです。今年もテントウムシたちはトイレの外壁の隅で集団越冬中でしたが、数は少なかったですね。でも、なんで外なの? トイレの中でも同じような場所で越冬しているやつらもいるのに、よくわからないなぁ…。

 

 このトイレの近くには、ウスタビガの繭も落ちていました。カメムシは外壁の下側の隅、落葉の下で越冬中でしたね。

 

 こんな所にはミノムシが隠れていました。チャミノガのほうかな? オオカマキリとハラビロカマキリの卵のうもいくつか見つかりましたが、ここ数年ちょっと少なくなっているような気もします。

 

 木登りや倒木渡り、「遊びの木」で大騒ぎだった日もありました。

 

 このサルノコシカケはしっかりと木にとりついていて、木登りがうまい子でもとれませんでしたね…。

 

 厄介者のオオブタクサで、左は「カニの殻むき」中、右は槍投げです。
「だめだ、しょぼメートルだ。」
 これは、ゆうき。確かに「しょぼメートル」連発で、かぶっていた帽子まで飛ばして、あわや池の中寸前でした…。
 槍投げのほうは、今年はカラスウリ投げに変わっていた日もありました。2年生のさとしはあと1メートルで対岸までというところ。さすが野球部ですね。
「ヤマト!」
 これは、船に見立てた木の枝を池に浮かべて、他の木の枝でばしゃばしゃと波まで起こして遊んでいた子どもたちです。

 

 フジの蔓のブランコでは、こんな場面も…。クズの蔓ではリースを作っていった子どもたちもいます。右はカラスの巣を探しているところですね。
 寒い冬だって、自然の中ではいくらでも遊べますよねぇ〜。