ワンダースクール通信 1233
エゾオナガバチの産卵 2011.7.24

 

 6月15日(水)は子供の森。あきらが「宝の山」の奥でエゾオナガバチを見つけてくれました。キバチなどの幼虫に卵を産みつける寄生バチです。以前は切り株や朽木に集まって産卵していることが多かったのですが、最近は立ち枯れの木の上の方で見かけることが多くて、間近で産卵シーンを観察できたのは何年ぶりかな。
 体長はオオスズメバチ並みでも産卵管が長〜いので、より大きなハチに見えます。ハチはみな人を刺すと思いこんでいる子どもたちはビビりまくりますが、キバチやオナガバチの仲間はメスでも人は刺しません。『子どもと自然大事典』の「ハチと子ども」にも登場してもらったハチですね。
 左上は、朽木の中にいる幼虫を探しているところですが、よく居場所がわかりますよねぇ〜。たか爺にも、たとえば朽木を手で触ってみるだけで幼虫の居場所がわかって、「おっ、ここにはクワガタの幼虫、こっちはタマムシか」みたいな能力があれば、「冬のクワガタさがし」も楽なんだけれどもね!?

 

「でたぁ〜! キリンさんのポーズ」
 卵を産みつける相手の幼虫が見つかると、逆立ちみたいな恰好をして朽木に産卵管を突きたて、幼虫がいるところまで挿しこんでいきます。人間の髪の毛みたいに細〜い産卵管でどうしてそんなことができるのか不思議ですが、先がノコギリみたいになっているようです。捕まえて産卵管の先を指でつんつんしてみてもまったくわかりませんが、これはなんだか人間の手術にも応用できそうな感じ!?

 

 卵を産みつける幼虫を探して産卵管を挿しこむところまでは意外と早いけれども、ここからは10分以上はかかっているかな。細〜い産卵管を通して卵を産みつけるのは、かなり大変なようです。体の大きさからいくと、人間の出産と変わらない!? 子どもたちにはじっくりと観ておいてもらいたい感動的なシーンです。
 でも、この日はなぁ…。カの猛攻を受けてしまう場所だったので、逃げだしちゃう子のほうが多くて残念でしたね。たか爺はこの写真を撮るだけで、両手の甲には常に4〜5匹ずつのカがとまっている状態でした…。もうボコボコです…。

  

 時間は前後しますが、この日もまずは駐車場の木でオオスズメバチの女王バチを捕まえて、子どもたちに見てもらいました。リリースして出発しようとしたら、テニスコートのほうから大声を出しながら近づいてくる爺さんがいます。
「誰か大人の人いる?」
 何事かと思ったら、「スズメバチがいるから気をつけろ」みたいなご忠告…。ご親切にありがとうございます…。爺ちゃんも熱中症には気をつけてね。
 5匹(上の画像には4匹しか写っていませんが)の女王バチが来ていて、小競り合いをくりかえしている木もありました。まだ樹液の状態があまりよくないからなのかな?
 この日は、コクワガタとしては大きなサイズのオスも見つかりました。

 

 ホウネンエビが大量発生した池では、ニホンアマガエルのオタマジャクシやコガムシの幼虫、アメリカザリガニもけっこう捕まっていましたね。