ワンダースクール通信 1267
草はらジャングル探検隊 2011.11.7

 
彩湖・浄化施設の原っぱ

 10月2日で今年の「自然観察を楽しむアート展」も無事に終わってホッとしたら、翌3日にはまたどっと熱が出てしまってお医者さんへ。4日と5日のワンダーキッズもお休みです…。7日からようやく通常モードに戻ることができましたね。
 7日(金)・11日(火)・12日(水)のワンダーキッズ、8日(土)のサタデースクール、9日(日)の親子でワンダーは彩湖。浄化施設の原っぱで「草はらジャングル探検隊」です。 

 
「魔法の草の実」のガガイモは今年も豊作です

 「魔法の草の実」のガガイモは今年も豊作で、持ち帰った子の家ではすでに妖精たちが舞いはじめている頃でしょうか?
 たか爺としては、昨年は夏枯れしてしまったオギたちが復活して何よりです。次回のワンダーキッズで子どもたちにトトロやフクロウ作ってもらうために、ワンダースクールはお休みの13日(木)に2時間かけて、とりあえず700本は収穫しておきました。個人的には、今年はあまり作っている時間なんてないかもなぁ…。

 
ヘクソカズラは初体験!?       チカラシバも「ウニぃ〜」の季節です

 ヘクソカズラは、リースに巻きつければ金色のとてもきれいな実なんだけれども、水曜の1・2年生たちにはつぶして匂いもかいでみてもらいました。まあ、子どもたちにとっては昔から、苦手な野菜の匂いだったりして!? いくら臭くても「ヘクソ」はあんまりですよねぇ…。チカラシバも「ウニぃ〜」の季節です。
 大豆の原種とされているツルマメや小豆の原種とされているヤブツルアズキのお豆さんたちも持ち帰って、鞘がはじけて種を飛ばすところが見られるといいのですが、こればっかりはタイミングが合わないと難しいからね。そういえば、バター炒めかなんかにしていつか食べてみようと思いながらいまだに試していませんが、これはすじをとらないとダメそうなのでめんどくさくって…。

 
今年はトノサマバッタが多かったですね             ナガコガネグモの巣を観察中
 
中には産卵中のものもいましたが、そこじゃまずいんじゃないの…

 今年はトノサマバッタが多かったですね。歩けば飛びたつし、浄化施設のふたの鉄板の上には必ず何匹かいる感じでした。9月の「トノサマバッタ狩り大会」では1匹も捕まえられなかった1・2年生たちにも簡単に捕まるほどです。交尾中のペアも多くて、中には産卵中のものもいましたが、そこじゃまずいんじゃないの…。
 ショウリョウバッタも多く、コカマキリ・オオカマキリ・チョウセンカマキリなどもそこそこ見つかっていましたね。カンタンは例によって声はすれども姿は見えずです。
 赤トンボのほうはそらがかなり捕まえてくれましたが、種類的にはアキアカネしか捕まらず、未熟なメスが多かったかな。稲刈りの際にトンボの研究家でもある新井さんに話したら、寄居でも似たような感じで放射線の影響を心配していました。まあ、そこまでは考えすぎだと思うんだけれども、子どもたちには産卵シーンを見てもらえなくて残念でしたねぇ…。

 
イガオナモミが優勢のオナモミ畑は水没状態です

 浄化施設の原っぱからはミニ彩湖経由で湖畔まで。オナモミ畑は水没状態です。くっつきむしのオオオナモミやイガオナモミですが、どう考えてもこの畑は付着散布というより水散布の賜物ですよね!?

 
12日はショートカットの難コース!?

 12日は、原っぱでゆっくりしすぎたのでショートカット。マテバシイの木までにしておきました。
「絶対にふざけながら歩くなよ!」
 斜面は踏まれた草で滑りやすいし、転んだりすると草の茎が危ないですからね。

 
枝打ちされたマテバシイ

 毎年、どんぐりの大きさに比べると大きくて深くて厚みのある帽子をもち、カエル型も多いマテバシイですが、枝打ちされていてちょっとがっかりです。どんぐりの数も少ないし、まだ木についているものも採るとすぐに帽子からはずれちゃうし…。子どもたちには登りやすくなったので、まあいいか。

 
今年ももう沈む夕陽を見てから帰る季節になりましたね

 ワンダーキッズは今年ももう、沈む夕陽を見てから帰る季節になりましたね。このあとまだハナゾノツクバネウツギの種を飛ばしたり、クヌギやスダジイ、スズカケノキの実を拾ったりしながら駐車場まで歩きますが、写真はもうストロボなしでは撮れないなぁ…。

 左は、8日にスズカケノキにいたモンスズメバチです。触角からいくと多分オスなので、たか爺がつまみ採ってみてOKだったら子どもたちにも持たせて記念撮影しようかなと一瞬思いましたが、念のため写真だけにしておきました…。
 ハチの師匠のsundogさんに写真を見てもらったらオスで間違いなかったようですが、「ワーカー(働きバチ)は触角がピンと伸びている『ことが多く』、オスはフニャっと弧を描いている『ことが多い』ので、それも見分けの『参考』になります」とのこと。触角だけで判断するのはやめておいたほうがよさそうです…。
 でも、このハチのおかげで「スズメバチと記念撮影」のことを思い出して、じつは昨日sundog師匠に、駆除した巣から羽化したオオスズメバチのオスを26匹分けてもらってきました。子どもたちの反応が楽しみですね。23日の里山や27日の親子まで生きていてくれるといいんだけれども、これからまた寒くなるようなのでどうかなぁ…。