ワンダースクール通信 1289
冬の森探険 2012.2.9

 このワンダースクール通信はもう少し「ちょっと休憩中」の予定ですが、たまには更新もしておかないと…。
 今年度の会員の方や昨年の「ねりま遊遊スクール」参加者の方たちへの2012年度のご案内は、2月1日にはどうにか間に合いました。でも今度は、そろそろ「ねりま子育てメッセ」の準備にかからないといけません。ワンダースクール通信もさらにためこんでしまいそうですね。
 今年は元日早々に孫がウィルス性胃腸炎で順天堂練馬病院へ。長男の嫁さんも同日に発症し、翌2日にはたか爺・さち婆・大婆も発症です。まだ「ワンワン」や「ブーブー」しか言わないというので、わが家に来ているうちに「パパ」「ママ」より先に「ジージー」と言わせてやろうと、特訓していたからなぁ…。母校が駅伝で快挙を成し遂げたのは万々歳でしたが、大変な正月三が日となりました。幸いみんな症状は軽くて助かったので、ノロウィルスではなかったのかな?
 4日には母を鎌倉まで送ってとんぼがえり。5日になってからようやく2012年度の年間予定表作りです。6日のワンダーキッズからは、今年のワンダースクールもスタートですね。
 でも、2012年度のチラシや封筒の発注を終えてひと段落したと思ったら、1月25日には今度はインフルエンザを発症。タミフル服用で39℃台の高熱は2日で治まったものの、子どもたちにうつしてはいけないので、31日まではワンダースクールもお休みです…。
 考えてみたら、毎年子どもたちからもらっていてもよさそうなたか爺ですが、ウィルス性胃腸炎やインルエンザもに感染したのは初めてです。なんだか今年はもらいものが多そうですが、もっといいものならいくらでも「もらっといてやる」んだけどね!?

 
トイレの外壁の隅に集まるテントウムシ(カメノコテントウも) 男子トイレ内の天井付近にいたクビキリギス♀
 
朽木の中のコガタスズメバチ                   朽木の中のコクワガタの幼虫 

 1月6日(金)・10日(火)・11日(水)のワンダーキッズと22日(日)のサタデースクールは、「冬の森探険」でピクニックの森です。21日(土)のサタデースクールは雨天のためたか爺ンちでネイチャー=アート、29日(日)の親子でワンダーはたか爺のインフルエンザで中止です…。21日のなおゆきは1年生でも手先は器用で、「魔法の小枝」のキーホルダー3点セット+ハートのペンダント+「どんぐりマジック」のストラップ4点の8点も作っていきました。
 冬の虫探しはちょっとだけね。オオカマキリやハラビロカマキリの卵のうも含め、毎年見られる虫たちです。子どもたちは初めからお遊びモード全開で、落葉のたまった側溝にわざとはまってみたり、側溝の中を歩きまわってみたりする子もいます。たか爺の思惑どおり不用意にはまっていたのは、ゆうきとだいすけでした…。

 
ウシガエルがお目覚め!?                      鳥の巣(ホオジロあたりかな?)

 11日には、周回路上になぜかウシガエル!? いくらなんでもお目覚めにはまだまだ早すぎますよねぇ…。
 草薮でコジュケイあたりがガサゴソしていたので探していた子どもたちは、鳥の巣を見つけてくれました。直径9p・深さ7pという大きさからいくと、ホオジロあたりのものでしょうか? もちろん、これはたか爺のおみやげです…。

 

 今年も子どもたちは池の氷で大騒ぎでしたね。22日にはまったく残っていなくて残念でしたが、それでも長靴で池には入るのかぁ…。18日もクワガタさがしの帰りに池に寄ったら、長靴で入って氷を割りだしている子もいました。
「オーストラリア!」
 これはこうき。「南アフリカ」はだんです。割りだされた氷の形ですが、ゆうきの「ニューヨーク」はよくわからなかったなぁ…。「動物」「魚」「サメ」は、さとしでした。

 

「きれい。花火みたい。氷花火!」
 これは名言だなぁ〜。ゆうきです。子どもたちは結局みんな、割りだした氷をまた池の氷の上に投げちゃうわけですが、投げた氷の塊が割れてこなごなになって池の氷の上を広がって滑っていく様子です。まあ、手が「しもやけ!」になるまでとことん遊んでおいてくださいね!?
「化石みたい」
 これはだん。これもいいですね。氷に閉じこめられたクヌギの枯葉です。
「いい音鳴ってる」
 人がのれるほどは厚くない氷を踏んでゆうきでしたが、そのあと氷が割れて片足「足ボチャ」でした…。氷のりは氷の下がすぐ地面のような場所じゃないとね。

 

「高くてこわい」
 これは、倒木渡りでさとしです。そう言いながらも毎年けっこう高くまで登っていきます。まあ、さとしなら安心ですね。
 メダカの池の中へ倒れこんだシダレヤナギには、たまみとひろかが挑戦していました。こっちは高さも大したことないし、水は冷たいけれども子どもでも立てる深さだし、落ちてくれてもよかったんだけど!?

 

 雨風はしのげませんが、「つるーハウス」は子どもたちにとって秘密基地みたいなものかな?
 オオブタクサやセイタカアワダチソウの槍投げは、こうでなくっちゃね! 槍がどこにあるかわかりますか? 角度もいい感じです。

 
  

「ニューモード!」
 これは、帽子にくっつきむしのオオオナモミをつけまくってこうきです。丸く固めて「オナモミ団子」を作っている子どもたちもいました。団子というよりも「オナモミボール」ぐらいの大きさだったかな。レジ袋いっぱいに集めていた子どもたちもいます。
 オオブタクサでは「カニの殻むき」もね。

 

 ガマの穂の種飛ばしで大騒ぎだった日もあります。種というよりも綿とばし!? たった1本の穂だけでもものすごいことになって、繁殖力の強さを実感させられました。これが上昇気流にのれば、はるかかなたまで飛んでいくわけですよねぇ〜。池の中に落ちた木の枝を渡らないと手に入れられないので、「足ボチャ」の犠牲者も多かったけれどもねぇ…。

 

 22日は、ふと〜いフジの蔓のブランコでも盛りあがっていました。クズ中心ですが蔓を見つけるとすぐ切ってリースにしてしまう蔓切り爺さんのたか爺も、この場所だけは手を出していません。太い蔓さえ残しておけばいくらでもまた伸びてはきますが、花の時期にも楽しめるし、冬には子どもたちの遊び場にもなってくれる場所ですからね。
 そういえば、ワンダースクールの話をしているときに、「冬はどうするんですか?」って聞かれることがよくあります。冬には冬の生きものたちの姿が見られるし、ハチや毛虫、マムシなどの心配もなく森の中へも入れるし、冬にしかできない遊びも多いので、最初たか爺には質問の意味がよくわかりませんでした…。現在は大人だってもうそんな感じなのかな?
 冬だって子どもたちは自然の中で自分たちが見つけたものを使って、自分たちならではの遊び方をするものです。でも、そんな大人たちが増えているということは、子どもたちの想像力やコミュニケーション能力が低下し続けているのもなんだかわかるような気がしますね…。そのうち、池の氷を見ても自らまた仲間といっしょに何かしようともせず、遊べない子どもたちがどんどん増えていくのでしょうか?