ワンダースクール通信 1304
「化石でワンダー探検隊」事前調査 2012.4.26

 
河原へとくだる道の入口のワサビの花     横板が張り替えられていた橋
 
道をくだりきった場所に咲いていたアズマイチゲ

 日にちは前後しますが、3月17日(土)にキッズアシスタントの3人といっしょに行く予定だった「化石でワンダー探検隊」の事前調査は、残念ながら雨天中止です。せっかく秩父まで行くのになんだかもったいないんだけれども、仕方なく22日(木)にたか爺1人で行ってきました。
 毎年使っている場所は、河原へとくだる道がとぎれた場所にかけてある木の橋の腐朽がすすみ、昨年は危ない状態だったので、何よりもまず気になるところです。幸い4本とも横板が全てまたは腐っていた部分だけは張り替えられていて、ひと安心。道の入口では、今年もワサビの花が出迎えてくれました。道をくだりきった場所では、ニリンソウはまだでしたが、アズマイチゲが咲いていましたね。同じ種類の花でも一輪一輪違う表情を見せてくれるので、ついつい長居してしまいます…。そういえば、花びらのように見えるところは実はがく片でしたよね。

 
たか爺は化石よりも、このロケーションがお気に入りです
 
化石はほぼ確実に採れるけれども、たか爺には流木のほうがやっぱり魅力的!?

 今年はやぶこぎルートは試さず、初めから河原へ下りて、浅瀬を渡り中州まで。帰りの目印になる石を積んでから、採集ポイントまで中州を歩きました。途中から岸辺ルートに変更してみたら、川の流れが変わっていて引き返すはめに…。今年は川の水量が少なくて対岸でも採集できそうでしたが、この日は川は渡らずに流木拾いです…。化石はほぼ確実に採れますからね。
 駐車場所近くの木工所がめずらしく開いていたので、帰りにちょっと寄ってみました。ケヤキの一枚板テーブル中心に製造販売していて、花台やまな板等の小物や材料も置いてあります。仕上げれば台に使えそうな端材もあったので、5点ほど購入。オーナーのおじいちゃんと話をしていたら、裏の作業場で引出物用に製作中のお盆作りも見せてくれました。まあ、たか爺の場合は機械は使わず、手作業で作れるものしか作れないんだけれどもね。
 ついでに道の駅にも寄ったりしていたら、予定時間を大幅にオーバーしてしまって、小鹿野は場所の確認だけ…。化石館は改修工事が遅れていて、まだ閉館中でした。でも、それがわかっただけでもよかったぁ…。一応採集場所へも行ってはみましたが、有名な産地にもかかわらずなんだかちょっといい感じ!? 化石館がオープンしたら、ファミリー向きに使えそうかな。流木も多いしね…。

 
巾着田の小川                            小鹿野の河原
 
カゲロウの仲間                           凹のほうだけど、さて何でしょうか?

 3月26日(月)は、6年生のキッズアシスタント2人といっしょに、まずは「春の小川の生きものさがし」の下見です。小川もハス田もずいぶんさっぱりとしたものですが、特に問題はありません。お天気はいいんだけれども風が強くて、お弁当は風もなくうららかな河原のほうで。午後は299号ルートで秩父へと向かいました。車の窓は閉めてあるのに、スギ林を見ただけでりんりんはくしゃみ連発!?
 蓼沼の産地への道は迷うことなくすぐにわかりましたが、ここではトラブル発生です。念のため地元の人に確認したら、車を転回させる場所はあるとのことだったので、狭くて急な舗装路をゆっくり下りていくと、河原の4〜5m手前右側に小さなスペースがありました。中で方向転換をするには狭い感じなので、頭だけ突っ込んで河原の方へバック。ところが、そしたらもう後輪がすべっちゃって登れない…。やむなくバックのままずるずるといったん河原まで下りてから、ローギアでアクセル全開です。JAFのお世話になることなく、どうにか脱出成功…。たか爺はこれで、10年は寿命を縮めましたね!?
 近くに駐車場はないし、四駆じゃない限りは河原どころか手前まででもダメとなると、あとは遠くから歩くしかないわけで、この場所は当分使えないかぁ…。捨てがたい産地なので、より近くの駐車場所やそこからのルートを再度調べてみる必要がありそうです。
 気をとりなおして、再び小鹿野へ。やっぱり今年はこっちを使ったほうが無難かな。もう1箇所調べておきたかったところがあるんだけれども、これはまたの機会にとっておきましょうかね。