ワンダースクール通信 1305
化石でワンダー探検隊-@ 2012.5.2

 
 
 

 3月28日(水)は、小3以上のキッズ会員対象の春休み企画「化石でワンダー探検隊」で秩父です。7名までしか連れて行けないので、毎年2回ずつ開催していますが、この日はキャンセルが多くて参加者3名となりました。まあ、交通費さえ出ればOKだし、たか爺にとってはロケーション的に化石よりも他のお楽しみが山盛りですからね!?
 一番心配だった橋の安全は事前調査で確認済みでしたが、それこそ一歩間違えれば滝つぼまでまっさかさまだったり、崖をころがり落ちたりする危険はあるので、慎重に細い山道を下り浅瀬を渡って中州まで。転石を割ってみたりしながら、採集ポイントへと向かいました。今年はヤマアカガエルの卵塊やオタマジャクシが見られなくて、ちょっと残念だったかな。
 川の水量は少ないままだったので、子どもたちにはいつものポイントでまずは自分たちで探してもらうことにして、たか爺は対岸の調査へ。下見のときは流木拾いで忙しくなっちゃって、川は渡りませんでしたからね…。長靴で渡れそうな浅くて流れのゆるい場所を選びながらとなりましたが、どうにかセーフ。二枚貝中心の化石の密集層はすぐに見つかりました。
 いつもの場所にもまだいくらでもあるんだけれども、子どもたちはちまちまと苦労しているようだったので、塊ごといくつか割り出してまた川を渡り子どもたちの元へ。あとは状態のいいものを探してもらうだけです。合弁の二枚貝や小さな巻貝も見つかっていましたね。

 

 たか爺にとっては、この日一番の収穫はなんといっても対岸で見つけた鹿の角! 上流から流されてきたものらしく、流木化していました。
 家で汚れを落とそうと思って磨いているうちに艶が出てきたので、意固地になってさらに磨き続け、付根の部分はノコギリで切ってキーホルダーに、本体は下見のときに木工所で買った端材をこれまた意固地になって磨いて木目を出したものにネジで留めて、アクセサリーホルダーとしても使えるようにしてみました。上にはネックレス、下には時計が掛けられるかな。9月の「自然観察を楽しむアート展」用ですが、そのあとは、さていくらにしましょうか!?
 なんとこの日は、鹿の足跡まで見つかりました。やはり対岸の岸辺沿いに続いていて、角の落とし主というわけではないのでしょうが、なんとも不思議な気分です。子どもたちは川を渡れないので、角だけしか見てもらえなくて残念…。

 せっかくなので河原でお弁当も食べて、とりあえずは駐車場まで無事生還。午後は小鹿野へと向かいました。またしても「鹿」!? ここもこの春、たか爺お気に入りの場所に追加です。ロケーションもいいし、流木も多いし…。
「石くずし研究会!」
 とかなんとか言っちゃって、子どもたちはせっせと石くずし!? それでも、二枚貝やウニのようなものが見つかっていました。有名な産地なのでめぼしいものはそう簡単には見つからないかもしれないけど、そこそこ楽しめそうです。ここなら「親子で化石さがし」にも使えそうですね。
 たか爺はもちろん、お気に入りの流木をかかえておみやげにしましたが、1日2箇所だとやっぱりちょっと疲れちゃうなぁ…。

 なんだかばたばたとしているうちに、2012年度ももう1ヶ月が経ってしまいました。ワンダースクールもこの12年でひと時代が終わった感じなので、この「ワンダースクール通信」も3月分まででひと区切りをつけたいと思います。今後はさらに気まぐれ更新のブログに変更したいと思っていますが、でも、いったいいつから始められるかなぁ…。