ワンダースクール通信 849
「夜の森探検隊」スタート! 2007.8.6

  
コカブトムシ                            ニイニイゼミ             アブラゼミ

 7月21日のサタデースクールからは「夜の森探検隊」がスタート。はるかがアシスタントです。お友達もいっしょに遊びに来てくれました。
 14・15日は台風で中止せざるを得なかったので、今年は1週遅れで梅雨明けもまだ… でも、どうにか一通りは見ることができて、ホッとしましたね。
 子どもたちに人気のカブトムシは♂3・♀1。コクワガタは♂3で、ノコギリクワガタは中型の♂1。まだまだこれからという感じ? たか爺としては、コカブトムシに会えたのでラッキーだったかな。
 ニイニイゼミの幼虫は多く、羽化しているやつも見ることができました。アブラゼミの幼虫や羽化を始めていたやつもいて、とりあえずイナバウアー状態までは観察することができましたね。

 
アカアシオオアオカミキリ                      ウスバカミキリ

 アカアシオオアオカミキリは相変わらず多くて、ウスバカミキリも3。「夜の森」の常連さんたちです。今年は多いナナフシモドキも3。スズキベッコウハナアブもかなり樹液に集まってきていました。
 夜の森の「音いくつ」は、今年も「自然の音」限定バージョンです。やはりさみしい結果で、「セミの声」「耳元でブーン」など2〜7種類。「笑ってる声」は夜の森が笑っていた!?
 「怪獣さがし」では、なおとが「ナメクジ」に「ティラノサウルス」。かおるが「カエル」。あとは出ないかぁ…
 たか爺は最近ますますいわゆる「環境教育」嫌いになってきているので、昨年まで最後に子どもたちに書いてもらっていた「ふりかえり」はやめることにしました。書くことが嫌いな子だっているし、せっかく全身で感じとってくれたものを無理やり言葉にすると、ちょっと違ってきちゃうような気がします。
 家に帰ってから、まとめたい子はまとめてみてくださいね。

 
スズキベッコウハナアブ                      イオウイロハシリグモ

 22日(日)の「親子でワンダー!」には3組・7名が参加。「夜の森探検隊」にはちょうどいい人数ですよね。カブトムシは♀2のみで、コクワガタが♂4・♀2。
 樹液ポイントでは、イオウイロハシリグモがアカアシオオアオカミキリを捕食中。たか爺はずっとこいつがアシダカグモかと思っていました… よく見かけるイオウイロハシリグモにも、「イオウ色」じゃなくてこんなに大きなやつもいるんですねぇ〜。今回もきどばんさんのお世話になりました。感謝です。
 すでに羽を伸ばしていたニイニイゼミも見ることができましたが、子どもが触ってポロリ… ふうかパパが止まりなおさせてくれて、なんとかセーフだったかな。
おかあさんに会いたいよォ〜
 たか爺の期待通り泣いてくれたのは、やはり男の子でした。お父さんといっしょにいても同じなのかぁ…
 元お父さんの1人としては、ちょっと複雑な心境ですが、この「元」と言ってしまうところが「父親」というものなのかもしれません。中学生ぐらいからすでに父子というより男と男の関係!? お母さんは、息子がいくつになってもお母さんです。いい悪いではなく、これも一種の役割分担のような気がしますね。
 コロギスも見かけましたが、残念ながら高い位置にいて逃げられてしまいました…

 23日(月)はチャイロスズメバチの巣を探すというので、午前中、sundog師匠とそのまた師匠のTさんとご一緒させていただきました。
 意外と難航して、いくら藪こぎしても見つからず、眠いし痒いし汚れるし…
 3時間後にようやく、思いがけない場所で見つかりました。あまり危険はないだろうということで、とりあえずはそのままにしておくことに決定。
 でも、おもしろかったなぁ〜。スズメバチの勉強もさせてもらったし、新しい樹液ポイントやコガタスズメバチの巣も見つかったしね。
 左の画像は、昨晩羽化に失敗したと思われるニイニイゼミ。途中でアリに襲われたというより、出て来れなくて力尽きたというところでしょうか。かわいそうだけれども、このセミの死も無駄にはならないところが自然の姿ですよねぇ〜。