ワンダースクール通信 848
セマダラナガシンクイ 2007.7.26

 

 7月19日(木)、オナガバチの産卵場所にはたか爺も初めて見る虫がいました。
 15oぐらいの小さな甲虫で、写真は撮っておいたものの頭部が胸部の下に隠れちゃって写っていない… 念のため持ち帰っていたので、画像は同じ場所で20日に撮り直したものです。
 たか爺愛用の山渓フィールドブックス『甲虫』には載っていなかったので、詳しい人たちが集まる某BBSに投稿してみたら、セマダラナガシンクイと判明。感謝です! シンクイは木の「芯食い」なんだろうけれども、ナガシンクイムシ科でさえまったく知らなかったなぁ…

 

たか爺がかわいそうだから
 20日(金)、まさとは子供会の催物をパスしてワンダースクールを選んでくれたようです。うれしいなぁ〜。行いのいい子には自然もプレゼントをしてくれるようで(!?)、この日は初カブト登場。
いてぇ…
 1年ぶりのカブトムシをつかむのには、苦労していましたけれどもねぇ…
すげぇ! すげぇ!
 チャイロスズメバチが集まっている樹液では、チャイロvsオオスズメバチ、他の巣のチャイロvsチャイロの大バトルがくりひろげられていました。少し離れた場所から子どもたちとしばらく観察です。
 頭と頭を押しつけあいながらの空中戦で、時々もつれあったまま下草の中へ落ちていきます。毒針を使うことはないようで、ひたすら噛みあい!? 力ではオオスズメバチが圧倒的ですが、チャイロスズメバチたちもひるむことはない。カナブンまで追い落としちゃうからなぁ〜。
 たか爺命がけの画像の仲良しカルテットは、同じ巣の女王バチ1・働きバチ2・チャイロの女王に乗っ取られたモンスズメバチの巣の働きバチ1という感じでしょうか。

 

 子どもたちは原っぱの虫とりにも夢中になっていました。
 ショウリョウバッタやコバネイナゴの幼虫が多かったけれども、キリギリスの仲間の幼虫たちもいろいろといましたね。でも、種名まではわからないよなぁ…
 左上のクサキリの幼虫と右上の(ハヤシノ)ウマオイの幼虫は、しましまさんにも確認してもらっているので大丈夫。いつも感謝です!