ワンダースクール通信 864
「自分だけの昆虫標本を作ってみよう」〜わんぱく探検隊〜 2007.10.19

 
台風9号で冠水したスポーツ施設(奥が子供の森)       土手で昆虫採集です

 9月8日(土)は、環境NGOちびっこ探検隊主催の小学生プログラム「わんぱく探検隊」の講師役でプラザウエストへ。今回は「昆虫の世界を知ろう! Part2<自分だけの昆虫標本を作ってみよう>」です。
 まずは昆虫採集ですが、予定していた子供の森が台風9号による冠水のため立入禁止なので、土手を使いました。虫たちの避難場所になっているのでかえって虫密度は濃い感じ!?
 オンブバッタ、ショウリョウバッタ、トノサマバッタ、コバネイナゴなどバッタが多く、キリギリスの仲間のクサキリも結構いたので、クサキリ狙いのクロアナバチもかなり飛んでいました。つかまえている子もいたなぁ…
 モンキチョウ、アゲハチョウ、ツマグロヒョウモン、ヒメウラナミジャノメなどのチョウやノシメトンボ、アキアカネなどのトンボ、なんとギンヤンマまでつかまえている子もいましたよねぇ〜。もちろんつかまえた虫たちは、チョウやトンボは三角紙、あとは埼玉昆虫談話会のE会長特製のしびれ袋に入れてお休みなさいです!? たか爺は暑くて死にそうだったけど…
 プラザウエストに戻ってから、いよいよ昆虫標本作りです。みんな真剣に親子で取りくんでいて、すごい集中力。熱気に圧倒されました。
 sundog師匠が持ってきてくれたヒメスズメバチとコガタスズメバチのオスバチたちも標本に。夏休みに飼っていて死んでしまったクワガタやカブトムシを持ってきている子どもたちもいましたね。
 たか爺は不精者なので滅多に作りませんが、標本作りはまさしく「ネイチャー=アート」そのもの。羽をひろげたり足を整えたりしながら、細かな所まで自然によく見ることにもなるので、改めて昆虫の体の美しさや不思議さに気づかされたりもします。
 子どもたちにとってこの日自分で作った作品は、ちゃんと保管すれば一生の宝ものになるでしょうね。また標本だけではなく、子どもたちの心にもなにかとても大切なものが残ってくれたと思いますよ。
 最近は昆虫採集や標本作りに否定的な人たちもいるようですが、学校で先生や友だちに思い切り自慢したっていいんじゃないのかな。