ワンダースクール通信 870
赤とんぼ調査〜里山ワンダー番外編〜 2007.10.31
1匹目はみつる! 羽にマジックでマーキングします。右はたか爺の6匹目。
9月24日(月)は「赤とんぼ調査」で寄居です。全国トンボ市民サミット主催の3年間にわたる全国的な調査の一環ですが、提唱者はむさしの里山研究会の新井さんご自身ですからね。
赤とんぼの仲間の見分け方を専門家から直々に教えてもらえるチャンスなので、急遽里山ワンダーの番外編としても開催することにしました。今回参加してくれたみつる、こうへい、ほうせいの3人は、参加者というよりもワンダースクールの子どもたち代表の有志といったところかな!?
まずはアキアカネとナツアカネ、また♂♀の見分け方を教えてもらってから、大人4名・子ども3名の7名にて調査開始。でも、トンボ公園にトンボがいない…
草陰で寝ているものだとばかり思っていたら、赤とんぼのねぐらは別の場所にあるそうで、近くの山から出勤してくる感じ? トンボ自然館を見学させてもらってから、田んぼへ向かって歩きはじめると、ようやく電線の上に赤とんぼたちがご出勤です。
1匹目はみつる! アキアカネの♂でしたね。負けじと2匹目はたか爺で、ナツアカネの♀でした。赤とんぼなんて指に止まるぐらいだからいくらでも捕まるだろうと思っていたら、個体数は意外と少ない感じです。気がついたら赤とんぼがいなくなっていたなんていう日が来ないように、継続的に調査する必要はありそうですね。
ネキトンボ♂ 田んぼの畦にいたアシグロツユムシ♀
結局、この日捕まった赤とんぼは、アキアカネの♂12・♀19、ナツアカネの♂1・♀3、ネキトンボの♂1という結果でした。みつるが8匹でトップ。見分け方も完璧です。こうへいとたか爺が6匹ずつ、はるかが5匹、ほうせいが2匹で、たか爺としては悔しいところだなぁ…
「リンゴのちょっと水分が少ない版」
これは、こうへい。田んぼからの帰り道にふれあい農園へ寄って、ナツメを試食させてもらいました。ほうせいがチャレンジしていたケンポナシはいまいちだったかな…
「おばあちゃんち」
これは、ほうせい。行きに声をかけてくれた農家のおばあちゃんちの庭には、カキとお茶が用意してくれてあって、ごちそうになりました。サツマイモもおいしかったですね。
結構歩いてしまったので、お弁当はトンボ公園で食べ、少しゆっくりしてから帰途につきました。