ワンダースクール通信 923
たも網片手に池めぐり 2008.4.23
ザリガニの池の水位も元に戻りました 2008.4.9 あきらが捕まえたドジョウ 2008.4.9
4月9日(水)、ワンダースクールのメインフィールド・ピクニックの森に水が戻りました。
「ザリガニ!」
普段は涸れている溝にも雨水がたまり、子どもたちはアメリカザリガニを見つけて大騒ぎです。ザリガニの池の水位も元に戻り、北側の池からはまだ水が流れ込んできています。
「景色がいいなぁ〜」
これは、金曜のゆう。
9日(水)、11日(金)、12日(土)、15日(火)は例年どおり、ザリガニの池の前で記念撮影をしたあと、ひたすら「たも網片手に池めぐり」ですね。13日(日)の「親子でワンダー!」は雨天中止で残念でした…
池の生きものたちも動きはじめたようです。ザリガニの池では、アカガエルのオタマジャクシにザリガニ各サイズ!? 網さえ入れれば、誰にでも捕まります。まあ、「たも網片手に」持ったまま歩いているだけの子には、何も捕まりませんけれどもねぇ…
あきらはドジョウ! ヨシノボリの子どもは、つくるやしゅうやも捕まえていましたね。
ニホンアカガエルの卵塊 2008.4.15
火曜には、北側の池にアカガエルの卵塊。たも網ですくいとって、子どもたちに触ってもらいました。もうじきオタマジャクシです。
でも、まさとはおチビちゃんのザリガニにも触れないのかぁ… 5月にまたチャレンジですね。
グミの木の花には、クマバチが2,3匹来ていました。捕まえてよく見てもらいたかったけれども、ネットには入りませんでしたねぇ…
アカガエルの池とオタマジャクシ 2008.4.11
「手にのせると、きもちいい!」
これは、つくる。アカガエルの池はオタマジャクシだらけです。
「赤ちゃんつき!」
あきらとつくるは、赤ちゃんをお腹に抱えたお母さんザリガニも捕まえました。他の子どもたちにも見せてあげてくれていましたね。
卵を抱いたり、卵から孵ってもしばらくは赤ちゃんの世話をするために、メスのお腹にある脚は長いそうです。でも、一度に100〜300個の卵を産むそうなので、まだ親離れできないでいる子どもたちだけが、お母さんにしがみついていたのかな?
金曜には、池の上をコウモリが飛びまわっていました。タナゴの池の上でも飛んでいましたが、この時期の池の上はエサになる虫たちも多いんでしょうね。
「足ボチャ!」
「1号は俺!」
これは、水曜の子どもたち。まあ、自慢することじゃないと思うけど、みんなそんなにうれしそうな顔して言われちゃうとなぁ…
自己申告によると、1号はわたる、2号はゆうだい、3号はタッチ、4号はほうせいだったようです。一応、記録しておきましょうかね。今年は誰か「池ドボン!」写真を撮らせてくれるかな!?
火曜のまさとも「足ボチャ!」に尻餅。しゅうやはタナゴの池の側溝に「ドボン!」でしたが、転び方は合格です。転んでも手が出ない子が増えていますからねぇ…
メダカの池 2008.4.15 しゅうやが捕まえたシオカラトンボのヤゴ 2008.4.15
メダカの池では、つくるがお母さんザリガニ。あきらは、イトトンボの仲間のヤゴを捕まえていました。
「でんでんむしの殻?」
これは、しゅうや。
「カラじゃないだろ。よく見てみなよ」
ヒメタニシです。しゅうやは、シオカラトンボのヤゴも捕まえていましたね。
「葉っぱ食べるってわかるから、持って帰る」
こちらは、まさと。ハンノキハムシです。
「でも、これと同じ木、まさとンちにある?」
葉っぱの食べあとによく気がついたけれども、葉っぱなら何でもいいわけじゃないからね。
ハンノキハムシ 2008.4.15 シャイなアオダイショウ 2008.4.11
金曜には、池の周りの茂みに大きなアオダイショウがいました。シャイな奴なので茂みに隠れたままでしたが、顔をこっちに向けて様子をうかがっている感じだったので、子どもたちも顔を見ることはできたかな?
右上の画像ではわかりにくいですが(…)、真ん中の隙間の左上にちょっと出ているのが頭で、その斜め下あたりに見えているのが体の一部です。
あきらが捕まえたスジエビ 2008.4.9 かおるが捕まえたコシアキトンボのヤゴ 2008.4.12
ツチフキの池では、あきらとかおるがスジエビを捕まえていました。お腹の中に卵を持っています。かおるは、コシアキトンボのヤゴも捕まえていましたね。
「卵、うんでる」
「卵、見たい!」
「あれっ? ザリガニの形してるよ」
これは、ゆうとひかり。池の近くの水たまりにいたザリガニもお母さんです。
金曜には、カワセミも2羽飛んできましたね。
近くのアシ原では「リィ・リィ・リィ・リィ〜」と、キンヒバリが1匹だけ鳴いていました。初認です。
タナゴの池では、あきらがブルーギルの子どもをひと網で8匹! そのあと1匹追加です。ほうせいも1匹捕まえていました。
きれいな魚だし、この子たちに罪はないんだけれども、これはすべて陸あげです。ごめんねぇ…
ブラックバスやブルーギルが、外来種として各地で問題になっていることは、大人は多分知っていると思います。でも、「外来生物法 -特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律-」や「特定外来生物」に関しては、まだあまりよく知られていないんじゃないのかな?
ブラックバスやブルーギル、秋が瀬公園で昔から子どもたちに人気がある「でかオタマ!」のウシガエルも、「特定外来生物」に指定されました。
捕まえることは問題ありませんが、たか爺や子どもたちがこれを家に持ち帰った場合は「飼養等」の内の「運搬」にあたるため、「懲役1年以下もしくは100万円以下の罰金」。また持ち帰ったものをそこいらへんに放した場合は、「懲役3年以下もしくは300円以下の罰金」となるわけですよねぇ…
ハリエンジュ オニグルミ
「ラベンダーみたいな花がある」
これは、しゅうや。カキドオシです。他の日にも摘んで帰った子どもたちがいますが、フレッシュティーは試してみてくれたかな?
「ご飯にかけるやつの匂い」
これも、しゅうや。ゴマギの葉っぱです。ピクニックの森ではフジやハリエンジュも芽吹きはじめ、オニグルミは葉を広げています。アケビの花も咲き、ハンゲショウも出てきましたね。
「違うのわかるよね?」
「うん」
土曜の後半は土手へ。食べられる野草摘みです。カントウタンポポに交じって、オオジシバリの花も咲いていました。タンポポの花粉を食べているヤブキリの幼虫も多かったけれども、写真は撮らせてもらえません…
カラスノエンドウ畑になっている場所では、すでに虫に食われたものが多かったですね。虫ちゃんたち、おいしいものはよく知っているよね!? ひろがせっせと収穫していました。
土手の上の方のノビルは、うまくやるとスコップなしでもOK。あこが上手に抜いていたかな。
「かわいくした」
これは、捨てチャリのかごにタンポポの花をさして、じんでしたね。