ワンダースクール通信 947
彩湖でテナガエビ採り 2008.7.11

 
停まっているトラックの前は清掃済みで、後は清掃作業中です。対岸もこれだけ乾いていればすべりませんよね。 

 7月1日(火)・2日(水)・3日(木)・7日(月)のワンダーキッズは、彩湖でテナガエビ採りです。
 毎年この時期になると、夏の大雨に備えて彩湖の水位が下げられます。テナガエビたちも岸辺近くに出てくるので、子どもたちでも簡単に採れるようになるんですよね。本当は左上の画像の右側に写っている水路が現れた時点で1度来たいところですが、ここ数年タイミングが合いません…
 水位が下げられると苔でぬるぬる状態の護岸が現れるので、立入禁止にして清掃作業が始まります。そこでたか爺は以前、荒川上流工事事務所に確認をとりました。「清掃作業の邪魔にならなければ、自己責任でね」ということで、一応立入許可はとってあります!? 
 開始前に子どもたちには注意事項の徹底。とはいっても、彩湖の湖岸で遊ばせてもらう場合はこの時期に限ったことではありません。すべりやすいので「絶対に走るな!」「水の中には入るな!」の2点だけです。濡れて帰った子は、約束が守れなかった子ですね!?

 
ゆうだいのひと網で「こんだけ入った」かき揚げサイズ     ゆうたが捕まえた唐揚げサイズ

「テナガエビ大漁! 大漁!」
「すげぇ〜! いっぱいいる!」
 子どもたちは毎日大騒ぎですが、本当の「大漁」は唐揚げサイズだけでも20匹以上だった月曜日。他の日はかき揚げサイズが中心です。
「こんだけ入った」
 これは、ゆうだい。ひと網でかき揚げサイズが20匹近く入りました。水曜はゆうだい70匹、つくる102匹ということなので、トッピングじゃなくてテナガエビがメインのかき揚げは作れたかな。かき揚げや唐揚げにして食べた子も多かったようです。
 かき揚げサイズを家で大きくする手もあるけれども、濾過装置付の60cm水槽で飼っても共食いとかしちゃって、どんどん減っていってしまいます。これはたか爺、何度も挑戦済み… やはりその日のうちに食べるのが一番ですね。
 子どもたちの採ってきたものが夕食の貴重な一品だった時代もあったようですが、今はむしろグルメな高級食材!? 今の子どもたちにとっては、遊びながら自分で採ってきたものを食べてみるだけでも、「自然」と「生活」をつなぐ体験として大切なものです。自分が採ってきたものをお母さんといっしょに料理したり、家族が「おいしいね」と言って食べてくれたりしたら、これはもう「○○体験」なんていう言葉を超えて、最高に幸せな気分になれるんじゃないのかな。
 水曜には男の子2人を連れたお父さんが、月曜にはワンちゃんを連れた老夫婦が、やはりテナガエビ採りにきていてしばらくいっしょに遊ばせてもらいました。みんな採れるポイントはしっかり知っていますよねぇ〜。

「たかじーが書いたの?」
「そんなわけないでしょ…」
 左の落書きは、管理橋の欄干に書かれていたものです。まあ、書かれている内容はその通りだとは思うけれども、落書きもねぇ…
 とりあえず、荒川上流工事事務所発行の『彩湖の自然 自然環境ハンドブック』から引用しておきます。
「彩湖はみなさんの大切な水道水用の湖です。また、水とのふれあいの場として皆さんに親しんでもらうための親水公園でもあります。利用にあたっては、『安全は自らの責任』を基本に、だれもが気持ちよく利用できるよう次のことを守りましょう。
[禁止事項]
水質保全及び安全上の面から次の行為を禁止します。
●さかな釣り
●遊泳
●指定された場所以外でのバーベキュー等の炊事
●その他、湖の水を汚す行為
●指定されたところ以外の車、オートバイの乗り入れ」
 最近はゴミ拾いをして帰るようなバサーもいるようですが、彩湖のバサー(という言葉自体本来存在しません…)は最悪です。オートバイは乗り入れるし、自然保全ゾーンへは踏み込むし、注意すると「落とすぞ」なんて逆ギレするファッションだけはいっぱしのバサー気取りの危ない奴までいます。
 今年もたか爺は釣糸やらワームやらをせっせと回収させてもらいましたが、7日にはまた新しいゴミが増えていましたねぇ… まさしく「クズ」のゴミ!?

まさしく「クズ」のゴミ!?