ワンダースクール通信 946
ホタル狩りとザリガニ釣り〜里山体験プログラムHI〜 2008.7.8

 今回もNPO法人むさしの里山研究会の会報『里山通信』よりそのまま転載しておきます。

里山体験レポート 20

ホタル狩りとザリガニ釣り 里山体験プログラムHI

自然体感塾ワンダースクール たか爺

 里山体験プログラムGの「田んぼの生きものウォッチング」は、雨天中止で残念でした。今回の「ホタル狩りとザリガニ釣り」も、開催当日まではらはらどきどきさせられましたねぇ…
 6月28日(土)は、今年はホタルの発生が遅れていて… 24日から毎晩新井さんが下見に行ってくれましたが、26日になっても0匹。26日には風布川の方へも探しに行ってくれて、15匹ほど確認できたとのこと。そこで急遽、夕食のあと風布川へ移動して開催という方向で考えていたら、トンボ公園のホタルたちも前日の27日になってようやくお目覚めです。
 7月5日(土)は、週間予報では雨マーク… 雨マークは消えたものの、前日の寄居は19時から1時間半ほどものすごい雷雨だったとのことで、不安定な天候です。当日もカミナリごろごろでひやひやさせられましたが、どうにかもってくれてラッキーでした。翌日も寄居は19時から雷雨だったそうです。
 自然状態でのホタルだし、梅雨時にしか見られない生きものなので、これはもう仕方ありません。終ってみれば、両日ともにゲンジもヘイケも観察することができて、本当によかったですねぇ〜。

 

6月28日(土)は、ワンダースクールのキッズ&ファミリー会員中心に大人12名・小学生10名・幼児6名の28名が参加。6家族とも家族全員揃って参加してくれていました。梅の実落しでも盛り上がっていましたね。来年のプログラムは「大人は梅の収穫、子どもはザリガニ釣り」!?
 ワンダースクールでは今年も、風布川へ寄って遊んでいきました。ファミリー会員の2家族とも合流し、男の子たちは沢の生きものさがし、女の子たちは水浴び!? 
 今年もオナガミズスマシやモンキマメゲンゴロウ、ミルンヤンマやヒメサナエ(自信ないけど…)のヤゴ、カゲロウやカワゲラの仲間の幼虫たち、アブラハヤなど、いろいろ見つかりました。昨年かなり捕まっていたヘビトンボの幼虫がいなかったのが、ちょっと気になります… サワガニも少なかったかな。

 

7月5日(土)は、練馬区教育委員会の委託講座「ねりま遊遊スクール」として参加者を募集。やはりホタルは人気があるのと、区報の発行が土曜日だったためか、2日目で定員40名を越えてしまいました…
 その後キャンセルも出て、大人19名・小学生17名・中学生1名・幼児2名の39名が参加です。ザリガニ釣りも初めてのご家族がいて、楽しんでもらえたようですね。

 

夕食は手打ちうどんに、ナス、カボチャ、シシトウ、サツマイモなど旬の野菜の天ぷら、キュウリ、ミニトマト、枝豆、お漬物。飲物もおいしい梅ジュースと麦茶です。
 私は風布川で遊んでいったり、寄居駅からの送迎ぐらいしかやっていませんが、スタッフの方たちはお昼過ぎから手打ちうどんを打ったり茹でたり、天ぷらをあげたりして準備してくれました。感謝です。

 

 最後に、7月5日に参加してくれた方たちの感想を紹介しておきます。真っ暗なのに懐中電灯の光だけをたよりに書いてくれて、ありがとうございました。


        またいきたい。
       またやりたい。
       とても良かった。また来たい。
       とてもていねいでよかったです。子供とのたのしいひとときでした。
       とっても楽しかったです。また是非参加したいです。ありがとうございました。感動でした!
       ざりがにのめがかわいかったです。
       ザリガニがたくさんとれたのでよかったです。またこんどきたいです。
       ざりがにつりたのしく、手打ちうどんおいしかったです。てんぷらも♡
       パパとざりがにがたくさんつれたのでうれしかったです。うどん、とても美味しかったです。ありがとうございました。 
       とても美味しいうどんでした。ありがとうございます。
       手打ちうどんやじゃがいもがおいしかったです。また来てみたいです。
       もっと沢山ホタルが見たかった。
       ホタルをつかまえたかった。
       いた〜。うれしかったです。
       ほたるをはじめてみて良かったです。
       ホタルが見られないかもしれないと思っていましたが、何匹も見られてよかった。
       山の道はこわかったけどたくさんホタルがみえてたのしかった。
       (やってみたいこと)自然のものを使った料理など… 初ホタル、素敵でした。
       ほたるを見て、つかまえたことはありましたが、こんなにもたくさんのゲンジボタルやヘイケボタルを見れて、感激です。山のロマンをありがとうございます。
       ザリガニやほたるが見れて、来てよかったです。
       ザリガニ、ホタルどちらもはじめてで満喫出来ました。食事もおいしかったです。ありがとうございます。(やってみたいこと)釣りもしてみたいです。
       ザリガニがたくさんつれてたのしかったです。紙芝居もたのしかったです。ホタルも初めて見ました。うれしかったです。また来たいと思います。ありがとうございます。

 
                         道ばたの石の上にとまっていたヘイケボタル

 毎年同じことを書いているような気がしますが、ホタルにしても他の生きものたちにしても、生きものはやはり本来生息している自然環境の中で実際に見たり触ったりしなければ、本物の体験にはなりません。「里山体験プログラム」が親子で自然と親しむきっかけとなり、今回のような体験を重ねていく中で、例えばホタルのことをもっとよく知りたい、ホタルが生息できる自然環境を守りたいと思う子どもたちがこれから少しずつでも増えてくれればいいですね。
 次回8月2日の「川であそぼう」では、渓流にすむいろいろな生きものたちや都市部ではあまり見られない虫たちにも出会えると思います。ストーンペインティングも楽しいですよ。またぜひご参加ください。