ワンダースクール通信 973
空とぶ魔法のフシギダネ 2008.12.5

 
ケヤキ広場に落ちていた種がついた小枝と「キャッチ遊び」!?

 ワンダースクールの11月のメインプログラムは「空とぶ魔法のフシギダネ」。光が丘公園中心です。
 1日(土)・2日(日)はサタデースクール、15日(土)は練馬区教育委員会の委託講座「ねりま遊遊スクール」、ウィークデー放課後のワンダーキッズは種さがしと模型づくりの2回に分けて、4日(火)〜6日(木)・10日(月)〜12日(水)・17日(月)・20日(木)の全11回となりました。今年も子どもたちは大いに盛り上がってくれて何よりでしたね。
「納豆くさい」
 これは、ゆかり。イチョウ並木のギンナンの匂いです… たか爺は10月31日(金)に下見に行きましたが、いろいろ新しい発見もありました。
 今年はケヤキ広場からスタート。木の根元には種のついた小枝が吹きだまっています。他の場所のケヤキもみなすごいことになっていました。
「きた、きた、きたぁ〜!」
「つかまえた!」
 木枯し1号が吹いた1日(土)には、昆虫原っぱはずれのケヤキから次から次へと種つきの小枝が旅立っていきます。くるくる回りながら飛んでいく小枝をキャッチしようと、子どもたちは走り回りながら大騒ぎでした。種「8個つき!」は、そらでしたね。

 
ムクゲの刮ハと長い毛がついた種                オオサカズキの翼果

 バードサンクチュアリーにはあまり縁がないので今まで気づきませんでしたが、周りにはムクゲもかなり植えられていたんですね。種をつけているオオモミジの仲間の木も1本見つけました。
「なにこれ? モミジに似てる。オオモミジ?」
 これはゆうですが、名前もこんな感じで決まったのかな!? この木は後日、公園サービスセンターの方が詳しい人に調べてもらってくれて、オオモミジの園芸種でオオサカズキ(大盃)だと判明しました。感謝です。

  
クマシデの果穂と「種のシャワー!」で大騒ぎの子どもたち

 気になっていたクマシデは今年も豊作。子どもたちは「種のシャワー!」で大騒ぎですよね。アカシデの木へ移動する途中で、りゅうのすけはイヌシデも拾っていました。この木も後日見つけることができて、シデの仲間は3種類揃いました。

 
アキニレの翼果                           アカシデの果穂
 
トウカエデの翼果                          イロハモミジの翼果

 アキニレ、アカシデ、トウカエデ、イロハモミジと集めてから、アメリカスズカケノキ。地面に落ちてばらばらになったものが多かったけれども、球形のまま拾えた子はラッキーでしたね。大きな葉っぱがお気に入りの子もいました。

 
アメリカスズカケノキの集合果とそう果              大きな葉っぱがお気に入りの子

 
袋果の裂片に種をつけているアオギリ              「種と知恵くらべ」中です

 「ねりま遊遊スクール」の日は、農業祭があってケヤキ広場周辺は混雑するとのことだったので、ケヤキとムクゲは他の場所の木を使い、オオサカズキはカットです。ワンダーキッズはもう少し時間がとれるので、ヒマラヤスギ、ユリノキ、アオギリまで足をのばしました。今年はヒマラヤスギがあまり落ちていなくて残念でしたが、ゆうとたろうは小さな「バラ」も見つけてラッキーでしたね。

 
ひろの模型はクマシデ風!?                     りゅうのすけの模型は折っただけ!

 「種と知恵くらべ」では、ひろとなおとが早かったですね。なおとは「4号機!」まで作っていました。アスとまさとも「第2号!」まで。かずやとるかもすべりこみセーフで合格です。りゅうのすけはなんとハサミを使わず、たか爺が用意した折紙1/4サイズをそのまま折っただけ! これにはびっくりです。
「2号機、発射した!」
 ワンダーキッズでは、ゆうとひであきが早かったですね。ゆうも2パターン作っていました。れお、しゅうや、こうき、ゆうだい、つくる、ほうせい、わたる、ゆういちろう、タッチも合格です。 

 
2日(日)の子どもたちの模型                    種の模型づくり

 
ニワウルシの模型                          アルソミトラの模型(折紙バージョン)

 ワンダーキッズの模型づくりは大泉中央公園。小雨だった水曜は、和光樹林公園の屋根つきの施設を使わせてもらいました。
「ダンス! ダンス! ダンス!」
 これは、ひろきだったかな。ニワウルシの種の模型です。
「高っけぇ〜!」
 毎年大騒ぎのロケットラワンは、サタデースクールではアス、ワンダーキッズではゆうだい、ゆう、ひであきがけっこう高く打ち上げていました。まあ、まだまだたか爺にはかなうまい!?
 それにしても今年は、線が引いてあっても折紙をきれいに折れない子、折紙にクリップをはさめない子が2人ずつ… 指先を使うのが苦手な子が増えているのでしょうか?
 3連休だったこともあるのか、今年は「模型競技会」にチャレンジしてくれる子がいなくて残念でした。冬休みにでも改めてチャレンジしてもらいましょうかね。

 最後に、「ねりま遊遊スクール」に参加してくれた子どもたちの感想をいくつか紹介しておきます。最近は親子で参加してくれる5・6歳児も増えてきましたが、輪ゴムを使うロケットラワンはちょっと難しかったかな…

・きょうはいろんなものをつくってたのしかったです。
・紙でたねのもけいをつくれてたのしかったです。またやりたいと思いました。
・すごくたのしかったけど、ゴムがゆるくてだめだった。
・紙やハッポウスチロウルでできるとは思わなかった。おうちでできていいです。
・こんなものだけでいろいろなが作れるのだなと思った。
・さいごのロケツトラワンがすごくたのしかったです。
・いろいろな実をみつけて、ふだんではできない事をやって楽しかった。
・今まで知らなかった木やタネをいろいろ教えてくれてありがとうございました。
・たのしかったです。もっといろんなたねをさがしてみたいとおもいました。
・楽しかったです。自分で作れたのが感激です。弟が来れなかったので、教えてあげられます。自まんできますね! ありがとうございました。