ワンダースクール通信 977
里山の収穫祭〜里山体験プログラムO〜 2008.12.20

 NPO法人むさしの里山研究会の会報『里山通信』用の原稿を転載します。

里山体験レポート 26

里山の収穫祭 里山体験プログラムO

自然体感塾ワンダースクール たか爺

 
「田んぼ生きもの公園」予定地でのジュズダマの実の収穫

11月24日(月)、里山ギャラリー・ノアでの「里山の収穫祭」へは、大人23名・小学生9名・幼児8名・3歳以下のお子様4名の44名が参加してくれました。早めに来て庭の池でザリガニ釣りを楽しんでいる親子も多かったかな。
 まずは、道路をはさんでノアの向い側にある「田んぼ生きもの公園」予定地へ移動。みんなでジュズダマの実を収穫してから、今後の整備計画、来年度の田んぼづくりなどに関して新井さんに説明してもらいました。ススキやヨシの穂、オナモミをおみやげにしている人もいましたね。
 「久しぶりにじゅず玉をとりました。会に参加する度に子どもにかえってたのしんでいます。」「とても楽しかったです。水田も楽しみにしています。」「雑草抜きやってみたいです。」
 これは参加者のアンケートから(以下、「」内はアンケートから)。
 むさしの里山研究会としては、来年度はノアと田んぼ生きもの公園中心に活動していく予定なので、この日見た風景がどのように生まれかわっていくのか、また四季折々の変化をぜひご自分の目で確かめてください。手弁当にはなりますがみなさんの手も少しお借りして、1年を通した田んぼや畑づくりができるといいですね。
 たとえ3歳の子でもお手伝いできる作業もあると思うし、親子で1〜2時間無理のない範囲でちょっと汗を流してもらって、あとはのんびりと里山で過ごす時間を楽しんでいってもらえればいいと思います。

 
ミニ餅つき              たき火用の薪きり

 
       ザリガニ釣り                  里山クイズ

 「子供がのこぎりで最後まで木をきれた事や火をこわがらない事にうれしさを感じました。」「火を燃やすのが楽しかった。また火を燃やしたい。」「今日初めてもちつきができたのがよかったです。たき火もよく燃えるものやどうすればよく燃えるか考えて燃やすのがおもしろかったです。」
 「面白かった。ザリガニつりに夢中でした。」「ざりがにをいっぱいつれてうれしかった。」「ザリガニ釣りが面白かった。昔とかわらない釣り方がなつかしかった。」
 ノアに戻ってからは、たき火用の薪きり、ザリガニ釣り、ミニ餅つきや里山クイズなどで自由に遊んでもらいました。お父さんたちも大活躍でしたね。
 今年の里山クイズは、種あて、タマネギとニンジンの食べくらべ、卵の見くらべなどでしたが、なんと全問正解者も1名。やはり違いのわかる人たちが集まってくれたようです。

 
里山ランチ              ジュズダマのアクセサリー

「おいしかったです。」「田舎遊びが楽しめて、おいしかった。」「お昼もおいしくて、とても楽しかったです。」「普段できない体験ができて良かったです。食事もおいしかったです。」「ザリガニがつれてうれしかった。こんにゃくのあじがスーパーのとちがっていてビックリした。」「とても楽しかったです。こんにゃくなど美味しかったです。次も楽しみにしてます。」
 収穫祭だけあって、今回は里山ランチも盛りだくさん。炊きたての黒米入りご飯にけんちん汁、さといも、さつまいも、ブロッコリー、2種類の手づくりこんにゃく、白菜のお漬物やキムチ、和えもの、イナゴの佃煮、栗、カキ、ミカンなど、里の恵みが揃いました。里山クイズの生卵で卵かけご飯にしている子もいましたね。
 「じゅず玉通しが面白い。沢山通して長いネックレスを作りたい。」
 午後のジュズダマのアクセサリー作りは途中で雨に降られてしまったので、ちょっと中途半端に終ってしまって残念です… 12月14日(日)に予定されていた「焼きイモとリース作り」も雨天中止… でもまあ、冬は竹の片づけ作業があるので、たき火はいつでもできます。ぜひまたご家族でノアへ遊びにきてくださいね。