ワンダースクール通信 994
野鳥観察会〜彩湖の1日コースE〜 2009.2.22

 
流入堰の向こうの鉄塔にハヤブサのペアがとまっていましたが、遠くてなぁ…

 2月15日(日)は彩湖です。午前中は彩湖自然学習センターの野鳥観察会へ参加。午後は土手すべりですね。
 「体はじじい、頭は子ども」のたか爺は、野鳥はねぇ… どうしたって目の前の虫や捕まえて見ることができる水の生きもの中心になってしまいます… あとは採ったり捕まえたりして食べられるかどうか… 
 で、野鳥に関しては昔から彩湖自然学習センターの講座を利用させてもらっています。「野鳥観察会」というと、観察というより「撮影」会だったり、仲間内だけで「あれがいた、これがいた」なんていうだけのものだったり、じいさんばあさん向きのものだったりすることが多いけれども、この講座のS先生とT先生はかなり詳しい方たちなのに(なので、かな!?)、子どもたちでも野鳥に関心をもってもらえるような話し方をしてくれますからね。最近は子ども向けの「野鳥に親しもう」という講座も開催されているようです。
 この日はオリエンテーションルームに入るとすぐ、窓越しにミニ彩湖に来ていたカワセミとイソヒヨドリの姿を見ることができました。カワセミはピクニックの森でももっと近くで見ることができますが、イソヒヨドリには驚きましたね。25年も彩湖の野鳥を観察し続けているS先生でさえ、彩湖では初めてだということです。
 今年は貸切バス(!)で流入堰近くまで移動。堰の向こうの鉄塔にハヤブサのペアがとまっていましたが、遠くてなぁ… T先生によると、ここ2、3年はペアで彩湖にやってきて、ペアでの冬越しもめずらしいそうです。
 繁殖羽になったカワウも見ることができました。幸魂大橋から見える鉄塔をねぐらにしているのかと思っていたら、お台場から通ってくるものも多いようです。

 
ジジババダーの大群に追い払われたヨシガモの群とジジバババーダー!? 土手ではツクシが顔を出していました。

 ヨシガモの群も埼玉では彩湖でしか見られないようですが、他の種類のカモがいなくてなんだか不思議な感じがします。暖冬も影響しているようですね。途中から岸へ上がってエサを食べはじめたので観察しやすくなりましたが、あとから現れたジジババダーの大群に追い払われてしまいました… 恐るべし! ジジバババーダー!?
 たか爺と子どもたちもいつもこんな風に見られていて、バードウォッチャーの方たちからは邪魔者扱いされているんだろうなぁ… 立場が変わるとおもしろいものですね。
 カンムリカイツブリは冠つきがまだ少なくてちょっと残念。オオジュリンとチョウゲンボウもたか爺は見ることができませんでしたが、久しぶりにイソシギを見ることができて何よりでしたね。歩き方がかわいくて、お気に入りの鳥です。
 午後に遊んだ土手の日当たりのいい場所では、早くもツクシが顔を出していました。フレッシュそのもののフレッシュティー向きのヨモギもかなり目立つようになりましたね。おいしい春ももうすぐそこです…