ワンダースクール通信 997
ノカンゾウ、早く食べたいなぁ〜 2009.3.8

 2月21日(土)は久しぶりに電車に乗って大手町まで。里山でお世話になっているNPO法人むさしの里山研究会の新井さんも講演者の1人なので、「田んぼの生物多様性の新しい表現のためのシンポジウム」へ行ってきました。まあ、いろいろ異論もあるようですが、5468種にものぼる『田んぼの生きもの全種リスト』と『田んぼの生きもの指標』には敬意を表しておくべきでしょうね。相当大変だったと思いますよ。
 たか爺としてはとても得るものが多いシンポジウムでした。今まで知らなかった専門的な話も勉強になりましたが、新井さんの講演もおもしろかったなぁ〜。当然『リスト』や『指標』のトンボの項目を担当されたわけですが、それとは別のお話!? 再来年度に寄居で開催予定の全国トンボ市民サミットのテーマの1つもこれで決定したようです。これならたか爺の出番もありそうかな? でも、まだ内緒ね!?
 22日(日)は「親子でワンダー!」で子供の森。今年最後の冬のクワガタさがしです。公園管理者主催のバードウォッチングがピクニックの森であったり、鳥見遊山の人たちは2年ぶりに現れたレンジャクで大フィーバーだったようで、たか爺としては幸いでした。もっと早くわかっていれば、バードウォッチングには行きたかったけど… 秋が瀬野鳥クラブのKさんにはメールで何度かお世話になっているので、お礼方々いろいろ教えてもらいたかったなぁ…
 とりあえずは、今年の冬のクワガタさがしも無事終ってくれてほっとしました。クワガタの幼虫はもちろん、枯草に埋もれていた枝からはタマムシの幼虫が3匹も出てきましたね。虫が大好きなのに歩けなくなっちゃって、お父さんといっしょに自転車で遊びに来ていた小学生の親子も声をかけてきてくれました。参加者の親子となんだかジーンとしちゃうような交流もあったりして、とても素敵な時間を過ごすことができましたね。

 
さくら草公園のカンゾウの仲間(左)とノウルシ(右) 2009.2.22
 
土手のシロバナタンポポ 2009.2.22               ピクニックの森のノカンゾウ 2009.2.23

 22日の午後は1人でさくら草公園へ。天然記念物のサクラソウ自生地は野焼きもするし日当たりのいい場所なので、いち早く春の植物たちが芽吹きます。ここでは採るわけにいかないけれども、やはりおいしいそうなカンゾウの仲間が出てきていました。ピクニックの森のノカンゾウと比べると幅広で質感も違うのでヤブカンゾウかもしれませんが、両方とも生える場所だし新芽の段階で区別は難しいらしいので、日当たりその他の条件の違いだけなのかな? ノウルシやサクラソウも出てきています。土手ではシロバナタンポポも咲いているし、鴨川べりのニワトコも芽吹き始めていました。
 ノカンゾウ、早く食べたいなぁ〜。たか爺の頭のスイッチは、この日を境に食べられる野草モードに切り替わりました…

 
アカガエルの卵塊           今年は水が多くて周回路もぐちゃぐちゃです
 
アメリカザリガニは「マッカチン」も                 ゆうだいが捕まえたブルーギルの子ども

 23日(月)・25日(水)・26日(木)はピクニックの森。
「つめたくてきもちいい」(たろう)
「脳みそいっぱい」(タッチ)
 ニホンアカガエルの卵塊は、今のうちに触っておいてもらわないとね。
 月曜にはカワセミも近くで見ることができました。
「ぬけない感じが大好き」(つくる)
「はまるの楽しい」(ゆうだい)
 今年は水が多くて周回路もぐちゃぐちゃですが、わざと泥沼にはまりに行くやつもいます… 「足ボチャ」はつくる、きょうすけ、ゆういちろうの3人… 木曜の子どもたちは水没した土管の上に乗って遊んでいましたね。
「エビ?」
 3年経ってもまだエビとアメリカザリガニのおちびちゃんの見分けがつかない子もいるのかぁ… 池や側溝ではヌカエビやちびザリちゃん、モツゴやウシガエルのでかオタマ。ゆうだいはブルーギルの子どもも捕まえていました。
 昨年もオオスズメバチに襲われたミツバチの巣は復活。ミツバチたちが忙しく出入りしていましたね。