ワンダースクール通信 1039
初夏の森で虫さがしC 2009.7.12

 

 6月28日(日)は「親子でワンダー!」で子供の森。午前の部へは4家族10名、午後の部へは2家族5名が参加してくれました。2時半まではお天気ももってくれて助かりましたね。
「巣にいたずらしたり、手で直接つかんだりしなければ刺したりしないから、このままそっとしておいてあげればいいんだけど、大騒ぎして通報したりする人がいるから、昨年は駆除されちゃったんですよねぇ…」
 午前中、ニホンミツバチの巣を観察しながらそんな話をしていたら、なんと午後には左上の画像のようになっていました。今年はなんとも粋なはからいです。ナナフシモドキを見つけてくれたのは、きしんだったかな。
 ミドリシジミはネットインして見てもらいましたが、残念ながら♀のみ… みうは、おみやげ用のクワガタよりもカエルがお気に入りでした。カエルもかわいいからねぇ〜。

  
ニホンミツバチの巣の入口    ヒメアトスカシバは、ガには見えませんよね!?       クリアナアキゾウムシかな

 7月2日(木)・3日(金)・8日(水)のワンダーキッズも子供の森です。でも、にぎやかすぎたり腰がひけていたり、「梅雨の晴れ間のクワガタさがし」になったのは8日のみ。自分で見つけることができたのは、タッチとつくるだけでした。
 タッチはクワガタ3匹にカブトムシ1匹を見つけて、2匹は木の洞の奥へ逃げこまれてしまいましたが、コクワガタの♂1、カブトムシの♀1を確保。寄居では早くも6月13日の田植えの際に捕まえている子がいたカブトムシは、子供の森では今年初です。
「ヒラタかも」
 つくるが見つけたクワガタも、なんと細い木の枝を挿しこんでねばって、タッチがキープしましたねえ〜。しかも足場には折れた太い木の枝使用です。残念ながらコクワガタでしたが、45oの立派な♂でした。
 これにはたか爺も脱帽です。そのうち「シーズン中なんだからピンセットや針金、忘れんなよなぁ…」なんて、この2人には言われちゃいそうだなぁ…

 

 上の画像は5日にたか爺ンちで羽化したものですが、今年の初タマムシは8日にやすあきが見つけてくれました。いつ見てもきれいな虫ですよね。
「落ちてきた」
 ナナフシモドキはタッチが見つけていましたが、「ナナフシも木から落ちる」!?
 オオブタクサにいた小さなアトジロサビカミキリもタッチ。れおがシダレヤナギの木で見つけたカミキリは、すぐにポトリと逃げられてしまいました…
 6月下旬には寄居の風布川で大合唱していたニイニイゼミも、子供の森では3日が初認。この日はエゾツユムシも初認です。
「ぬけがら1号!」
 ニイニイゼミの初ぬけがらは、8日にこうきが発見。他にも3つ見つかっていました。「幼虫1号」はゆうだいが発見です。
「あっ! ぬけがらが木をのぼってくよ!」
「あのなぁ… ぬけてんのはどっちよぉ…」
 これは昔の誰だったっけ? 今年もそんな季節になりましたね。

 
「ピョンピョンムシ!」のハゴロモの幼虫でも遊ばせてもらいました。七夕飾り用のササはおみやげ。