ワンダースクール通信 1040
不思議な水たまり 2009.7.12
7月2日(木)・3日(金)・8日(水)のワンダーキッズは、不思議な水たまりの生きものさがしからスタートしました。駐車場として舗装されている部分はすぐに乾いてしまいますが、梅雨時には土の部分にしばらく水がたまります。生きものたちはこのちょっとしたビオトープを見のがしませんよね。
ニホンアマガエルのオタマジャクシたち
まずはカエルが産卵するので、毎年オタマジャクシが目立ちます。今年はニホンアマガエルが多かったですね。トウキョウダルマガエルも見かけましたが、オタマジャクシは確認できませんでした。
アメンボはもちろん、ハイイロゲンゴロウも飛んできてせわしなく泳ぎまわっています。でも、子どもたちが捕まえた幼虫はみな、ゲンゴロウではなくガムシの方でした。コガムシも産卵に来たんですね。泥の上に浅く水がたまって、畦のような草地もあるので、この虫たちにとっては田んぼに近い環境になるのかな。
2日には、コガムシの幼虫がオタマジャクシに食いついているところも観察。ウスバキトンボも3匹、水たまりの上空を飛んでいました。ミジンコやユスリカの幼虫も多いので、産卵するのかもしれません。8日には、やすあきがシオカラトンボのヤゴも見つけてくれました。
まあ、子ガエルになって上陸したり、土にもぐって蛹になったり羽化したりするまで、干上がらなければいいけどねぇ…
ハイイロゲンゴロウ コガムシの幼虫
大きな3つの池の方は一度干上がって、まだ小さかったオタマジャクシたちはほぼ全滅… でも、また水がたまったので生きものたちでにぎやかです。
れおは、ようやくトウキョウダルマガエルの手づかみに成功。しゅうやはでか〜いアメリカザリガニを捕まえていました。さとしはハイイロゲンゴロウの幼虫を見つけてくれましたね。かわいいザリガニの赤ちゃんはお持ち帰りでした。