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 現在は乳幼児から小学生のお子様をもつファミリー会員が中心ですが、ワンダースクールは元々ウィークデー放課後のワンダーキッズの必要性を感じて始めました。以下のメッセージは、そのころに書いたものなのでちょっと古いのですが、ワンダースクールの原点となるものなのでそのまま載せておきます。
 世間では理解しがたい様々な事件が増加するばかりだし、相変わらず的外れな教育行政は揺れっぱなしだし、子どもたちが置かれている状況はこの10数年でさらに悪化しました…。「自然欠損障害」(なかむら先生の「海里山からの通信」参照)などという言葉さえ出てくるような状況です。なかむら先生の言う「子どもの遊び事情として『三間(さんま)』すなわち空間、時間、仲間が失われている状況」とは、たか爺の 「子どもたちが放課後に走りまわって遊べる場所がない。みんないろいろな塾やお稽古事があって、放課後に遊べる日や時間も少ない。アポイントをとらないと、友だちともいっしょに遊べない…。」という文章に呼応するかのようです。
 幸いワンダースクールには、お子様が幼いうちから親子で自然を楽しみたいと思っている人たちが急増中なので、たか爺としてはあとは親頼みですね。

 メッセージ

 子どもたち、どんどん壊れていってしまっています。
 子どもたちが壊れるということは、地球の未来が壊れるということ…。
 「環境教育」や「自然体験活動」以前の問題として、子どもたちが放課後に走りまわって遊べる場所がない。みんないろいろな塾やお稽古事があって、放課後に遊べる日や時間も少ない。アポイントをとらないと、友だちともいっしょに遊べない…。
 子どもたちだって、ストレス、たまりますよね。
 で、集団で遊ぶということが一番大切な時期に、バーチャルなゲームで一人遊び。遊び集団がなければ、ケンカだってできませんからね。人を傷つけるってどういうことなのか、わかるわけがない。捕まえたり、触ったり、飼ってみたりして、生きものたちと遊ぶことさえ、本物の生きものに触れることなく、命さえリセットできてしまうゲームの中。
 その一方で、自分自身があまり自然体験をもたない親たちや、また、子どもたちを幼い頃から早期教育とやらへ追いやる親たちも増えている。これでは命の大切さ、人に対する思いやりややさしさが育つわけがない。

 そんな子どもたちが どうなっていってしまうのか、残念ながらすでに、以前には考えられないような「いじめ」や青少年による「犯罪」の続出によって、証明されてしまっています…。子どもたちの「生活体験」や「自然体験」の度合と行動様式との因果関係に関するある調査では、より多くの体験をしている子どもほど、モラルや思いやりのある行動をとるという傾向が、はっきりと出ています。
 でも、当たり前ですよね。調査するまでもない…。

 昔ならこんな塾、考えられませんよね。身近にいつでも自然があり、カエルやザリガニをつかまえたり、カブトだ、クワガタだと大騒ぎしながら、友だちといっしょに自然のなかで遊ぶのが当たり前だったわけですから。
 でも今、お勉強やお稽古事の塾はいっぱいあるけれど、中にはこんな塾があってもいいなと思いませんか? 友だちといっしょに、またいろいろな生きものたちともいっしょに、春夏秋冬、自然のなかで自由に遊びまわる子どもたちは、ほんとうにみんな実にいきいきとした表情を見せてくれます。
 子どもたちは、まさしく「センス・オブ・ワンダー」そのもの! 自然体感塾ワンダースクールは、テレビゲームが遊びの中心になってしまっている今の子どもたちにとって、いちばん大切な何かを感じてもらえる塾だと自負しております。




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