ワンダースクール通信 1050
親子で学ぶ 昆虫の森」 2009.10.2

 

 今年は8月6日から15日まで夏休みをもらって、例年どおり花よ蝶よの湿原めぐりや林道の朽木や流木集め、そのあと9月の「自然観察を楽しむアート展」用の作品づくりに励む予定でいたら、11日から19日まで東京ドームシティ・プリズムホールで開催された「親子で学ぶ 昆虫の森」というイベントに、NPO法人むさしの里山研究会として出展することになりました。
 たか爺も当番で5日間は9-5時勤務!? カブトムシ100ペアの調達も頼まれ、せっかくなので「魔法の小枝」のキーホルダー作りもやるしかありませんよね。まあ、とりあえずは北八つで気分転換だなと思っていたら、今度はうちのかみさんの仕事の関係で、毎年恒例の夫婦旅行もとりやめです…
 というわけで、6日(木)からは「昆虫の森」の準備開始。
 まずはキーホルダー用の材料切りですが、1日50個限定にしても9日間だと450個… すべて手作業なので、ぼちぼちやらないとすぐ筋肉痛になっちゃう… 「ミニクワガタ」用は2回ノコギリで切ってからナイフで割る作業もあるので、手間もかかります。
 販売用のキーホルダーは、「簡単テントウ」用の輪切りに昆虫のお絵かき中心です。個人的にはカブトやクワガタよりもチョウやカミキリシリーズがお気に入りでしたが、真っ先に売れたのはなぜかセミでした。新しいアイデアもいくつか生まれたので、苦労した甲斐はそれなりにあったかな。
 カブトムシの方は、5日の段階で71ペア。なんとか100ペアにしたいところです。で、7日(金)の夜は1人で「夏はやっぱりカブトムシ」… 残念ながらメスはいくらでも見つかるのにオスは14匹どまりで、目標達成はならず…
 10日(月)は寄居へ。カブトムシと会場への搬入物を運んだだけでとんぼ返りじゃ、なんかもったいないんだけれども… さすがに遊んでる暇はありませんよね。

 
むさしの里山研究会のブース                   「ミニクワガタのキーホルダー作り」のコーナー

 「昆虫の森」初日の11日(火)は、午前7時から陳列です。角地で壁がないはずだった場所にも壁が作られていて、これじゃキーホルダー作りなんてできんないじゃん… と思ったら、なんと目の前のだだっ広い「工作広場」も自由に使っていいとのこと。どうにか形は整えられてひと安心ですね。
 13日(木)までの3日間は当番だったので1日会場です。キーホルダーの方は買っても自分で作っても1点300円(2点なら500円・3点なら600円)にしましたが、正味3時間弱で30〜50個というところ。14日は南部さんと遠藤さんが2人でがんばってくれたので、なんと72個でした。
 14日(金)は、せっかくお休みをもらったのにカブトムシの追加要請が入って、夜は雨の中をまたまた1人で「夏はやっぱりカブトムシ」… プロモーターが業者から購入したカブトムシたちは弱いらしくて、すぐ死んでしまったものが多かったようです。でも残念ながら、カブトムシは発生のピークを過ぎたようで、メス33匹に対してオスは3匹のみ追加…
 15日(土)と・16日(日)も当番でしたが、来場者数はウィークデーとあまり変わらずちょっと拍子ぬけでした。
 たか爺個人的には、今回はなんといっても、もう何年も前から探していたアルソミトラの種を予期せず手に入れることができて、本当にラッキーでしたねぇ〜。画像は展示販売されていた実と種です。
 「ヘルメットぐらいの大きさの実」なんて、毎年「空とぶ魔法のフシギダネ」では説明していましたが、実物はもっと大きなものでした。さすがに1個20万円では手が出ませんでしたが、種の方は1個200円だったので20枚ほど購入しておきました。  他にもフタバガキの仲間のような空とぶ種や、そろそろ買換えないといけなかった捕虫網も安く手に入れることができたので、なんだかとても得した気分!?

 
 
たか爺が引きとった外国産のクワガタたち。オニツヤクワガタの仲間の♂たちとニジイロクワガタの♀かな?

 それにしても、大人1.500円・小人1.300円(3歳以上〜小学生まで)の入場料を払って、たとえ昆虫は本物でも結局はバーチャルな森へ足を運ぶ親子がこんなにも多いとは… 1回800円のくだらないカブトムシ釣りは毎回満員御礼だったし、外国産のカブクワショップや抽選会もにぎわっていました。なぁ〜んかねぇ… 日本の将来も本当に危ないわけだ!?
 最終日に新井さんが持ち帰って処分をまぬがれた外国産のカブクワたちは、たか爺も7匹引きとってうちで余生を送ってもらうことにしましたが、確かにかっこいいからね。その色やフォルムに夢中になってしまうのは、これはもう男なら仕方がない!? とりあえずは、最後までちゃんと飼い続けて欲しいものです。