ワンダースクール通信 1122
春の田んぼの野草摘み〜里山体験プログラム@〜 2010.5.6

 NPO法人むさしの里山研究会の会報『里山通信』用の原稿を転載します。

里山体験レポート 50

春の田んぼの野草摘み

自然体感塾ワンダースクール たか爺

 

 

 2010年度の里山体験プログラムは、4月10日(土)からスタートです。今年度で最後になることもあって、すでにキャンセル待ちの出ている日程が多くなっていますが、今回の参加者は大人4名・小学生6名の10名。実は一番「おいしい!」プログラムだったんだけれどもねぇ〜。
 まずは新井さんから、田んぼに生えている野草の中で「食べられるもの」・「毒があるもの」・「どっちでもいいもの」についての説明がありました。毒さえなければ、あとは料理の腕次第!?  まあ、だいたい食えるわなぁ…
 セリ・ノビル・ヨモギ・ドクダミ・タンポポ・ハルジオン・カキドオシ・カラスノエンドウなど、ノアの庭だけでもご馳走が揃います。しかも、早くも頭を出していたタケノコに、タラノメやシイタケまでプラスです。
 いつも私のお手伝いをしてくれているキッズアシスタントの子どもたちは、今回は普段のご褒美として連れていったんだけれども、お料理のお手伝いもしてくれていましたね。

 

 

 個人的には、わさび醤油でいただいたタケノコのお刺身が一番でしたが、天ぷらもおいしいに決まっています。セリ・ドクダミ・ハルジオン・タンボボの花・セイタカアワダチソウのほかに、タラノメ・タケノコ・シイタケまで付きました。
 カキドオシのお茶とノビルはよくいただきますが、カラスノエンドウとシイタケのバター炒めは初めてです。すじっぽい茎さえとれば、天ぷらじゃなくてもいけそうですね。
 あれっ!?  でも、今年は里山ランチぬきじゃなかったっけ? お弁当持参とはいっても、出かけるときはいつもおにぎり2個だけを歩きながら食べている感じの私にとっては、なんとも贅沢なランチタイムとなりました。

 

 田んぼ生きもの公園のブッシュでは、キジのオス1羽とメス2羽がお食事中。子どもたちは、ノアの庭のザリガニやアマガエル、用水路のドジョウやタモロコを捕まえたりしても遊んでいました。
 ノアや教習所の桜はちょうど満開で、足元にはタチツボスミレやヒメスミレ。お花見まで楽しめましたね。