ワンダースクール通信 1124
春の生きものさがし 2010.5.11

 
 

 4月11日(日)と17日(土)のサタデースクール、18日(日)の親子でワンダーは、ピクニックの森で「春の生きものさがし」。ウィークデーのワンダーキッズと違って月1回のことなので、2010年度の初回がお天気に恵まれてなによりでしたね。
「何もいないじゃないか」
 お決まりのセリフは、みお… まずはザリガニの池の生きものさがしです。
 大物はまだ穴の中ですが、アメリカザリガニの赤ちゃんやおちびちゃんたちはいくらでも捕まります。ニホンアカガエルはまた産卵したようで、オタマジャクシだけでなく親ガエルや卵塊の一部を見つけていた親子もいました。旧アカガエルの池でも産卵したようで、オタマジャクシが多かったですね。
「手でとりたくない」
 これもみお… シオカラトンボのヤゴもけっこう見つかっていました。あとはヨコエビの仲間やサカマキガイというところです。池の生きものに関しては、1121 たも網片手に池めぐりも見てみてください。
「青い! 青い!」
 これはなつ。池の上を飛んでいったカワセミは、Uターンまでしてくれて「空飛ぶ宝石」の姿をよく見せてくれました。

 

「わぁ〜、タンポポたくさん!」(なつ)
「草が伸びた」(そら)
 土手の野草摘みでは、天ぷら用にヨモギ・カキドオシ・タンポポの花・カラスノエンドウなど。ヨモギやカキドオシは、フレッシュティーも試してみてくださいね。もうひょろひょろに伸びたツクシやちょっと探しにくくなったラッキョサイズのノビル狙いの子、下のほうではセリ中心に摘んでいる親子もいました。

 
 

 ニホンカナヘビは子どもたちの人気者ですが、自分で捕まえられる子は少なくなりました… 捕まえた子に見せてもらったり触らせてもらったりしているうちに逃げられると、他の子どもたちにはまず捕まりませんよねぇ…

 

 タンポポの花には、この時期花粉を食べているヤブキリの幼虫が多かったですね。18日には、成虫で越冬したクビキリギスのメスを見つけてくれたお父さんもいました。この春初認です。
 シダレヤナギやハンノキの葉っぱには、ヤナギルリハムシやハンノキハムシ。小さいけどディープパープルできれいな虫たちです。 

 

 土手ではアブの仲間やベニシジミが交尾中。虫たちも恋の季節です!?

 

 左上は、天ぷらにするとおいしいクズの新芽。やっと出てきましたね。
 右上は、「和菓子みたい」という名言を残した子がいたアケビの雄花です。天ぷら用に葉っぱを摘んでいった人もいました。

 

 18日の帰り道では、キッズアシスタントのきょうすけが釣堀跡の池で「メダカの学校」を発見。ギャラリーが多すぎてきょうすけでも2匹どまりでしたが、池を泳ぎまわるメダカの群はたか爺も久しぶりに見ましたねぇ〜。
 昨年レンジャクのバッドウォッチャーたちに踏み荒らされた森の中では、セリバヒエンソウが咲いていました。やはり外来種は強いですね…