ワンダースクール通信 1131
ムササビ&ナイトハイク観察会 2010.5.21
まずは清滝駅前広場のムササビくんにご挨拶。登りはリフトを使いました。
5月1日(土)は久しぶりに高尾山です。たか爺も所属している(財)日本自然保護協会自然観察指導員東京連絡会の知人が、会員対象に開催している「ムササビ&ナイトハイク観察会」に参加してきました。「かわいいお弟子さん2、3名ならOKですよ」というお言葉に甘えて、最近毎週末のようにお手伝いをしてくれているキッズアシスタントの子どもたち3人もいっしょです。ご褒美みたいなものですね。
東京連絡会には、それぞれのフィールドで定期的に観察会を開いている人たちが多くて、たか爺としてはできればなるべく勉強させてもらいに行きたいところですが、土日祭日は何かしらあるからなぁ… ワンダースクールを始めてからの一番の悩みの種… まあ、たか爺の場合は子どもたちから学ぶことが多いので、それはそれで恵まれてはいるんだろうけれどもねぇ〜。
高尾山のムササビ観察は、たか爺も以前所属していた団体でよくやっていて、個人的にもせっせと足を運んであちこちの巣穴を探していた時期もありました。昔観察会の際に使っていたクイズや資料もいろいろ出てきましたが、夜の高尾山へ1人で子どもたちを連れて行くのは大変だし、万が一ムササビが見られなかった場合のことを考えると、ワンダースクールで開催するのはちょっと…
ムササビクイズ、新聞紙やぬいぐるみを使った説明は、子どもたちにもわかりやすくてよかったですね。
ムササビの巣穴の観察とフンさがし! 残念ながら、食痕は見つかりませんでした。昔の典型的やつを載せておきます。
季節を問わず日没後30分ぐらいが目安のムササビのご登場まで1時間のフリータイムがあったので、「これ、ちがう?」「これは?」と次から次へと「はずれ!」の葉っぱを拾って見せにくる子どもたちと、山頂近くまで富士道を往復してみましたが、残念ながらムササビの食痕は見つかりませんでした。カシワの葉っぱのポイントも、ちょっとまだ早かったかな。
フンのほうは薬王院で拾えましたが、帰りの中央線の中でお菓子食いながらわけっこするなよなぁ… そういえば、たか爺も昔かなり持っていたはずなんだけど、家のどこかで眠ってる!?
薬王院へ戻ると他の観察者たちも増えていて、レンジャクの群が通過したことに興奮気味でしたが、レンジャクはなぁ… 本当にきれいな鳥なんだけれども、たか爺にとってはレンジャク=バッドウォッチャーたち=更地になった森の中の光景というふうに即結びついてしまいます…
観察会用にラミネートした写真が出てきたのでスキャン… 1999.10.10と1999.2.13の鐘突堂のムササビです
日没後は鐘突堂から出てくるムササビが見やすい場所に陣取って、あとは待つのみ。トイレ側の木の巣穴のムササビに先を越されてしまいましたが(たか爺は見れませんでした…)、そのあと、おそらく鐘突堂から木に飛び移ったやつがいたようで、ドサッっという音がしました。
音がしたほうを見ていたら、2頭のムササビが木の枝の上を走っていきます。1頭はすぐに滑空! 昔は何10回も見ているたか爺ですが、目の前をこんなに低くスローに飛んでくれたのは初めてです。これだけでもう充分に来た甲斐があったというものでしたね。
写真は1999年のものですが、銀塩の一眼レフに300oレンズと強力なストロボ使用… 今にして思えば、かわいそうなことをしていましたねぇ… もう撮らないのでお許しあれ。写真は知人にプレゼントして、今後の観察会に役立ててもらうことにしました。
帰りは1号路を歩いて下りました。フクロウの鳴き声が意外と近くでよく聴こえたり、ムササビの鳴き声も2ヶ所で確認。リフト乗り場近くのムササビは、滑空を見ることができた人たちもいたようです。
ムササビの観察会は定期的に開催されているようなので、日程さえ合えばこれからもまたキッズアシスタントの子どもたちといっしょに参加したいところですね。