ワンダースクール通信 1144
初夏の森で虫さがし Part2 2010.6.18


スズメバチは15日の早朝に撮ったもの。オオスズメバチ(上)とヒメスズメバチ(下)の女王バチです。

 6月9日(水)と11日(金)は、「初夏の森で虫さがし」Part2でピクニックの森。いつものクヌギは樹液を出していませんでしたが、バーベキュー場のど真ん中にいい木がありました。
 スズメバチたちには大人気で、オオスズメバチとモンスズメバチの女王バチたちがバトルしています。働きバチも出ていたのでネットインしてみたら、モンスズメバチのほうでした。
 巣があるわけではないので、公園サイドの対応としてはこれで充分だと思います。でもなぁ… 花に吸蜜にきているアブ1匹見つけただけで大騒ぎする人たちや、ヒーローぶってスズメバチにいたずらする酔っ払いや子どもたちが出てくると、この木の運命やいかにというところでしょうか…
 11日には、木の裏側のほうでハチモドキハナアブが交尾中。黄色と黒のおウマさんと注意書きが邪魔だったけど…
 たか爺1人でミドリシジミを見にいった15日の早朝には、ヒメスズメバチの女王バチも来ていました。初見です。
「チョウ、つかまえた」
 これはタッチ。手でミドリシジミを捕まえておりました。きれいなオスです。リリースしたら、今度はほうせいにとまったりしていましたが、写真を撮る人たちにはパスされちゃうかな… たか爺としては、期待していたミドリシジミの卍ともえ飛行が見られなくて残念でしたね。
 きょうすけは、シオカラトンボをネットイン。池のまわりではコシアキトンボが多くなってきました。
「なんかやっぱりかわいそう…」
 これは5年生のこうき。岸辺近くの水面に広がったウシガエルの卵を見つけてくれたのは、誰だったっけ? 特定外来生物のウシガエルは、アメリカザリガニだけではなくけっこういろいろな生きものたちを食べてしまうので、とりあえず「ごめんなさい」だけはしておいて、陸にあげておくしかありません… 

 

 前号で「自分でクワガタを見つけられる子は、本当に少なくなりました」と書きましたが、木の裂目や穴ぼこに潜りこんでいるクワガタを見つけられる子、見つけたクワガタをピンセットやピンセットがなければ細い木の枝を使ったりしてゲットできる子は、もうすでに絶滅危惧種ですね…
 コクワガタのオスは、11日にはだんも見つけていました。右上のけっこう立派なやつです。写真を撮ろうとするだけでもすぐにポロリと落ちちゃうので、念のため下にネットを置いて撮らせてもらいましたが、やはりこの1枚でポロリでした…

 

 11日は途中から側溝のザリガニとり。道の真ん中にあった水たまりにもいて、ゆうきがさっさと捕まえていましたね。
 細いヤナギの木にはアカスジキンカメムシが2匹。この時期目だつとてもきれいなカメムシです。
「カメムシ」
 これはさとしですが、「おそうじむし」のオオヒラタシデムシでした。だんが捕まえていましたが、カメムシなんかよりも臭くなかったかぁ…