ワンダースクール通信 1151
ジャガイモ掘り〜里山体験プログラムG〜 2010.7.11

 NPO法人むさしの里山研究会の会報『里山通信』用の原稿を転載します。

里山体験レポート 56

ジャガイモ掘り

自然体感塾ワンダースクール たか爺

 

 6月26日(土)の「ジャガイモ掘り」には、大人10名・小学生7名・幼児5名の22名が参加。だんしゃくときたあかりを用意されたビニール袋に1袋ずつ詰め放題ともなれば、みんなせっせと収穫に励むしかない!? 大きなタマネギも収穫させてもらって、こちらも3個100円とお買得です!

 

 生きものたちもいろいろ出てきました。そういえば、♪みみずだぁ〜って おけらだぁ〜って あめんぼだぁ〜って♪の「手のひらを太陽に」に登場する生きものって、みんな田んぼや畑の生きものたちだったんですねぇ〜。2番は♪とんぼだぁ〜って かえるだぁ〜って みつばちだぁ〜って♪だし、3番は♪すずめだぁ〜って いなごだぁ〜って かげろうだぁ〜って♪ですからね。この日はヨトウガやセスジスズメ、ジャガイモにもぐりこんでいたコメツキの仲間の幼虫たちも見つかりましたが、1番の「あめんぼ」は当初「いもむし」だったという説もあります。
 ジャガイモをかじっていたかわいいノネズミも飛びだしました。アメリカシロヒトリの「手乗り毛虫」で遊んでいた子どもたちや、田んぼ生きもの公園のヤナギの木でコクワガタやノコギリクワガタを4匹も見つけていたご家族もいましたね。
 ノアに戻ってからは、ジャガイモの試食会も兼ねてお弁当タイム。ほくほくしておいしいジャガイモ食べ放題です。

 

 午後、ワンダースクールは風布川へと移動して沢遊び。ニホンカワトンボにかわって、ミヤマカワトンボが増えていました。小さな子どもたちはサワガニとり、小学生は生きものさがし中心だったかな。
 私はこの川でしか見たことがないオナガミズスマシたちも出てきました。アブラハヤ、ガガンボやヘビトンボの大きな幼虫を捕まえていた子もいます。
「うわぁ〜、すごいねぇ〜!」
 オニヤンマ(おそらくコオニヤンマ:新井注)がカワトンボを捕まえて連れ去るシーンには、驚きの喚声があがっていましたね。