ワンダースクール通信 1152
初夏の森で虫さがし〜親子でワンダー〜 2010.7.13

 

 6月27日(日)は「親子でワンダー」で子供の森。初夏の森で虫さがしです。
 3〜4家族でのんびりといきたいので、親子でワンダーの定員は一応10名にしていますが、キャンセルも見込んで予約受付は20名まで。参加希望者が多い場合は、午後や別日程でも開催しています。今回は読みどおり!? 当初は午前18名・午後15名の予定でしたが、実際は3家族10名・4家族11名とちょうどいい感じに分かれてくれました。
 キッズアシスタントはあきらときょうすけ。蒸し暑い日だったので、たか爺はもうバテバテです… 元気な2人がいてくれて助かりましたね。 

 

「でかぁ〜!」
 オオスズメバチの女王バチは、いつものように捕まえて酎カップに入れ、みんなに見てもらいました。やはり迫力が違いますよね。午後はヒメスズメバチの女王バチも見てもらいましたが、オオスズメバチの次に大きいとはいっても、かわいいものです!?
 樹液ポイントでは、ハチモドキハナアブはほんとにもう普通種だよなぁ… クワガタは、午前中の朽木でコクワガタのメスばかり4匹。ナナフシモドキも午前中は褐色型の成虫、午後は緑色型の幼虫が見つかりました。
 下草では、ショウリョウバッタやオオカマキリの幼虫が少しずつ大きくなっています。アマガエルの子ガエルたちも多かったけれども、午後には灰斑模様の親ガエルを見つけてくれたお父さんもいましたね。
 ムシヒキアブの仲間も多く、ミツバチを捕まえていたり、交尾していたり。ノシメトンボは、すぐれものの「赤トンボの見分け方」下敷であきらが調べてくれました。

 

 チョウ娘のあやかとみうは、今回もチョウを追いかけて走り回っていました。ベニシジミが多かったかな。今年はピクニックの森に「ミドリシジミを捕獲し又は、殺傷することを禁止します」なんていうアホな看板を立てさせたおかしな人もいるので、一応公園管理事務所にもお伺いはたてておきましたが、なんとも世知がない世の中になったものです…
 「捕獲」して目の前でよく見てみたり、飼ってみたりしなければ、虫のおもしろさや美しさなんて子どもたちには伝わらない… たか爺としてはできればミドリシジミやミズイロオナガシジミ、ウラナミアカシジミあたりを捕まえて、子どもたちに見せてあげたかったけれども、見つからなくて残念でした… たか爺もチョウ娘たちも「殺傷」はせずにリリースですが、ノーベル賞とかとっている科学者のお爺ちゃんたちには、子どもの頃にちゃんとした虫の標本を作って調べたりしていた人が多いようですよ。
 ヤブキリを見つけていたお父さんもいました。帰りに園路を走っていたら、かなりにぎやかに鳴いていましたね。鳴き声はこの日が初認かな。