ワンダースクール通信 1162
ドラマチックなセミの羽化〜夜の森探検隊B〜 2010.8.5

 
 

 毎年「夜の森探検隊」の最後を飾ってくれるのは、セミの羽化シーンです。17日から23日にかけてはニイニイゼミが中心でしたが、25日からはアブラゼミ中心に変わりました。28日には、あきらがツクツクボウシの幼虫を見つけてくれましたが、羽化まで見ることができなくて残念… 31日に抜殻のみ採集です。
 アリやムカデ、ヤブキリやイオウイロハシリグモに捕食されて、羽化する前に命を落とすセミもいます。右上の画像にはアリも写っていますが、このセミは無事に羽化できたのでしょうか?
「タカジイジイゼミ!」
 なんだか時々近くでセミがジイジイ鳴くなぁと思っていたら、たか爺のシャツの裾にずっとニイニイゼミがしがみついていたわけですねぇ… ニイニイゼミの羽化ポイントでしゃがんでマムシの写真を撮っていたときに、くっついてきたようです。
「セミ風機!」
 これはセミに扇いでもらっているわけですが、「カブ風機」のほうがもっと涼しいかな。

 
 

 雨に降られた25日と26日も、アブラゼミの幼虫たちはあちこちでせっせと木登りをしていました。帰りには雨も上がりましたが、雨が上がることがわかっていたのか、穴に残っていても水浸しになっちゃうから出るしかないのか、セミに聞いても答えてくれないからなぁ… まあ、雨の中でも羽化していたセミもいましたけれどもね。
「天使くん」
 これはタッチ。アブラゼミがイナバウアーしているところです。

 

 羽化といえば、31日にはあきらがツユムシの仲間を見つけてくれました。メスでしたが、エゾツユムシなのかな?

 

「花火ばな」
 これもタッチ。「ティッシュみたい」は、こうきです。カラスウリの花は、21日から咲きはじめました。
 そういえば、31日は朝霞の花火大会だったので、秋が瀬の土手の上から観ている人たちも何組かいました。あきらと2人で車中から花火を観ながら帰ってきましたが、最後は圧巻! ちょうど朝霞を走っているときだったので、すぐ近くで観ることができましたね。

「いま何時? 早く帰りたい…」
 これは、りき。「こわいよぉ〜、早く帰りたいよぉ〜」は、たまみ。今年の「怖がりだったで賞」は、この2人で決定。「お母さんに会いたいよぉ…」と、泣く子はいなくて残念でした!?
「たかじぃ〜〜〜!」
 悲愴な泣き声はあきのりですが、これは、夢中で虫を探しているうちに1人になっちゃったからね。みんなすぐ近くにいても、夜だと見えません… 1年生なのに3・5年生をさしおいて、カブトムシ2匹とコクワガタ1匹を自分で見つけていました。これは大したものです。
 たか爺だって、危なっかしい子がいる日は「こわいよぉ〜」、とにかく暑くてかゆくて「早く帰りたいよぉ〜」(早くビールが飲みたいよぉ…)でしたが、今年も無事に終ってくれてなによりですね。