ワンダースクール通信 1181
空とぶ魔法のフシギダネ 2010.12.7

 
オオモミジの園芸品種・オオサカズキの翼果 2010.11.1
 
                                     クマシデの果穂 2010.11.1

 11月のメインプログラムは「空とぶ魔法のフシギダネ」。樹木の種類が多い光が丘公園中心です。
 1日(月)・10日(水)・12日(金)のワンダーキッズは「種さがし」のみ、7日(日)のサタデースクールと13日(土)のねりま遊遊スクールは「種の模型づくり」まで。15日(月)・16日(火)・17日(水)・26日(金)のワンダーキッズは、大泉中央公園や和光樹林公園などで「模型づくり」となりました。
 「種さがし」は種のシャワーを浴びて大騒ぎになるクマシデを入れるか、「バラ!」の花が拾えるかもしれないヒマラヤスギを入れるかによって、今まで2つのコースを試していますが、ここ数年はクマシデを入れたコースになっています。「模型づくり」は別日程にしているワンダーキッズは、オオモミジの園芸品種のオオサカズキからスタートして、ヒマラヤスギ・ユリノキ・アメリカスズカケノキ・アオギリまで足を伸ばせましたね。

 
アキニレの翼果 2010.11.12                   「ねりま遊遊スクール」にてあきらが撮影 2010.11.13
 
葉っぱつきの小枝ごと空を舞うケヤキの痩果 2010.11.12  ムクゲの刮ハと長い毛がある種子 2010.11.1

 サタデースクールとねりま遊遊スクールでは、アキニレ・クマシデ・ケヤキ・ムクゲ・トウカエデ・スズカケノキ・イロハモミジ・アカシデ・マツの9種類。時間があればちょっと迂回して、ヒノキ・サワラ・ユリノキをプラスしたいところです。

 
「種と知恵くらべ」                          上からタッチ・こうき・ほうせい、上からるか・たろうの模型

 模型づくりは「種と知恵くらべ」からスタート。折紙とクリップ、はさみを使って、マツやカエデの仲間の翼果のように回転する模型を作ってもらいます。早かったのは、るか、たろう、タッチ、こうき、ほうせいの5人。まさたけ、てっぺい、たくま、こうちゃん、さとしも合格です。
「学校の勉強はできるんだぞ。」
 これは、こうへい。でも、そんなこと言っちゃったら、たか爺の思うつぼじゃんねぇ〜。
「そうかぁ…。やっぱり学校の勉強と知恵とは別のものなんだなぁ…。」
 と、応えるしかありませんからね!?
 そういえば、何年か前にもねりま遊遊スクールに参加してくれていたりょうたろうは、自由学園の吉良幸世先生が考案したマツの種の模型を完璧に覚えていました。そのとき1回作っただけだと思うんだけれども、これはすごいですよね。多分、学校の勉強も相当できるんじゃないのかな。
 子どもたちにはこのあと、マツ・ニワウルシ・ラワンの模型を作ってもらいました。これは、たか爺が自然教育園製のものをよりきれいに見えるように両面折紙に変え、また折紙に無駄が出ないようにサイズもちょっと変更して用意しています。今年はほうせいが、ニワウルシの両面折紙バージョンのさらに進化形を思いついてくれちゃいましたねぇ〜。
 でも残念ながらそれ以前に、今年も折紙が折れないでくしゃくしゃにしちゃう子3人、クリップが使えない子2人、糊も使えない子1人…。年々増えていく感じです…。まあ、幼児のときにあまりやったことがなかったり、使ったことがなかったりするだけなんだろうけれども…。

 
 

 ロケットラワンとアルソミトラの模型はやはり自然教育園製。いろいろと試してはみたけれども、未だに越えられません…。
「それいけ、ペンギン号!」
 これは、たくま。いつの間にか小さなものに変わっていた(…)すべり台の上からアルソミトラの模型を飛ばしてみたら、今までで一番よく飛んでいきましたねぇ〜。「ペンギン」はたまたま貼ったシールのことです。
「植物って、頭いいな。」
 これは、アルソミトラの話をしたあと、めずらしくまともなことを言っていたこうへいです。
 ロケットラワンは、昔はたか爺といい勝負の高さまで飛ばせる子が結構いたんだけれどもなぁ…。たか爺のロケットラワンを打ち落とすことがうまかったのはタッチです。これってけっこう難しいはずなんだけれども、何度もやられてしまいましたね…。