ワンダースクール通信 1212
春の生きものさがし 2011.4.24

 
ピクニックの森・北側の周回路 2011.4.2            メダカの池 2011.4.2

 4月2日(土)・3日(日)のサタデースクール、6日(水)・8日(金)のワンダーキッズはピクニックの森。2011年度も「春の生きものさがし」からスタートです。この時期はやはりシダレヤナギのパステルグリーンが目をひきますね。2月の雪で倒れたメダカの池の木もまだ生きています。

 
セリ 2011.4.6                            カキドオシ 2011.4.2

 土日は公園内の道路に入ると、野草摘みをしている人たちの姿が多くなります。ピクニックの森には、小さなお子さんたちといっしょにセリを摘んでいたお母さんたちのグループも来ていました。
 基本的に野草はおひたしや和えもの派のたか爺も、セリだけはやはりセリご飯にして食べることが多いかな。洗って細かくきざんでから小さなフライパンで乾煎りして、削り節と麺つゆストレートをかけたものを食べる直前にご飯にまぜこむだけなので、簡単な男の料理といったところ!? 湯がいてから調理するより、香りは楽しめます。たまには奥さん孝行もしておかないとねぇ…。
 カキドオシの花も咲きはじめました。そういえば、洗ってお湯をそそぐだけのフレッシュティーや天ぷらしか試したことはないので、今年はおひたしや和えものも試してみるかな。

 
アマナ 2011.4.2                          ノウルシ 2011.4.6
 
チョウジソウ 2011.4.8                       サクラソウ 2011.4.6

 チョウジソウも出てきましたね。ピクニックの森を代表する花といえばやはり、3月のアマナ・4月のノウルシ・5月のチョウジソウです。みな絶滅危惧種となっている貴重な植物なので、摘んだり踏んだりしないように気をつけてくださいね。サクラソウの花は天然記念物の自生地のものです。

 
ザリガニの池 2011.4.2                      としきが見つけたシオカラトンボのヤゴ 2011.4.3

 子どもたちは、花より池の生きものさがしや側溝のチビザリちゃんすくいですが、成果のほうはいまひとつだったかな。チビザリちゃんやウシガエルのでかオタマばっかりじゃねぇ…。今年はアカガエルの卵塊が少なかったザリガニの池ではオタマジャクシも見つからず、このままいくとなんだか危ない感じになってきました…。
「エビもいた。」
 これは、エビとチビザリちゃんの違いがわかるようになったさとし。としきはシオカラトンボのヤゴ、じゅんはスジエビも見つけていました。あとはヨコエビ、ヨシノボリ、タニシ、サカマキガイといったところで、フナ、モツゴ、メダカ、ドジョウは捕まりませんでしたね…。 

 
お持ち帰り厳禁の「特定外来生物」ブルーギルの幼魚 2011.4.6   タナゴの池 2011.4.8
 
お持ち帰り厳禁の「特定外来生物」のウシガエルのでかオタマ 2011.4.6   釣堀跡池 2011.4.6

 タナゴの池であきらが何匹か捕まえていたブルーギルやウシガエルは、外来生物法の「特定外来生物」に指定されているので、個人が持ち帰った場合でも懲役1年以下もしくは100万円以下の罰金、他の場所に放したりすると懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金が課せられる犯罪となってしまいます。子どもたちにも簡単に捕まるので、知らずに持ち帰っている親子もまだまだ多いようですが…。
 アメリカザリガニは今のところ「要注意外来生物」ですが、持ち帰っても他の場所に放すのはやめてくださいね。

 
 

 土手ではようやくツクシが出てきたので、子どもたちには「ツクシ摘み競争」に挑戦してみてもらいました。10分間で何本摘めるか目のテストですね!? 以下は20本以上摘めた上位7名です。
 ワンダースクール歴5〜6年のベテランたちにまじって、金曜の2・3年生たちがなかなかがんばりましたね。今年はけっこう難しかったと思います。たか爺でさえ3分で35本というところ…。逆に10本以下だった子の学年は、最下位から順に3年・中1・3年・6年となります。やはり学年はまったく関係ありません。

名前 本数 コース 学年
第1位 たいち 38本 ワンダーキッズ金曜 3年
第2位 タッチ 36本 ワンダーキッズ水曜 6年
第3位 るか 32本 サタデースクールB 6年
第4位 あきこ 26本 サタデースクールB 5年
第4位 ほうせい 26本 ワンダーキッズ水曜 中1
第6位 さとし 25本 ワンダーキッズ金曜 3年
第7位 だん 20本 ワンダーキッズ金曜 2年

 でも、本当はここからが大事なところで、家に持って帰ったら最低でもはかまとりぐらいは自分でやらないとね。
「おかあさんに食べさせてあげたら、よろこんでた。」
 ツクシ摘みをすると毎年思い出すのは、当時3年生だったしんじろうです。お母さんが仕事から帰ってきたら、ツクシの卵とじが出来ていたそうですよ。お母さんといっしょに卵焼きあたりは作ったことがあったんだろうけれども、一度や二度ぐらいではこうはいきませんよね。
 まさか今どき「男子厨房に入らず」を教育方針にしている保護者はいないと思うけれども、たか爺としては男の子だってなるべく小さいうちから台所には立たせたほうがいいと思います。料理というのは実は、わざわざキャンプになんて行かなくてもいつでも家庭で出来る五感を使った自然体験活動でもあるわけで、火や刃物まで体験できてしまいます。子どもたちにとっては何よりも、将来一番役に立つ生活体験ですよねぇ〜。
 土手にはカナヘビの姿も増えてきて、なおきやだいすけが捕まえていました。うまく捕まえられなかった子は、カナヘビとり名人のるかに弟子入りさせてもらうといいかな!? 

 
アケビ 2011.4.3

 アケビも出てきたので、たか爺はせっせと摘んで帰って酒の肴にしました。毎年さほど水にさらさなくてもOKなんだけれども、今年はけっこう苦味が強くて焼酎より日本酒が合う感じ!? もちろん翌日には、久しぶりに日本酒も買ってきてしまいましたね…。