ワンダースクール通信 1220
いい施設なのであえて苦言を…。多摩六都科学館 2011.5.30


 5月11日(水)は本降りの雨、17日(火)は雷注意報まで出てしまって、久しぶりに多摩六都科学館です。ウィークデーは貸切状態に近いので、展示室だけでも充分楽しめます。子どもたちに人気の「ムーンウォーカー」だって、並んで待つ必要も無いので3回もやっている子までいました。もちろん、「音の実験室」でも大騒ぎですよね。
 でも、4時までに入館しないといけないので、行くとなったらたか爺はいつもヒヤヒヤものです。まず大丈夫だろうという日だって、道路状況次第ですからね。両日ともどうにか間に合って、10〜15分前には無事駐車場に着きました。ところが、ここの爺さまたちは昔から問題が多くてねぇ…。
「もうおわりだよ!」
 駐車場に停めるなり車まで駆け寄ってきて、この一言…。人は入れ替わっているようだけれども、相変わらずです…。
 11日はとりあえず無視して、小屋にいたほうの爺さまに700円也の駐車料金を払って入館しましたが、二度も続くとたか爺だって当然キレちゃうよなぁ…。なにも「いらっしゃいませ」みたいな挨拶までは期待していないし(あってもいいけどね…)、態度が悪いだけならまだましだけれども(普通は考えられないけどね…)、来館者を追いはらうような言動だけは絶対に許せません!
「もっと早く来なさいよ!」
 これは、11日に「はっけんテーブル」にいた婆さまがせっせとお片づけしながら子どもたちに言った一言…。これにはたか爺もキレるどころか、ただただ唖然とするばかりです…。「明日を担う子どもたちの夢を育てる」はずの施設の人間が言うことか? まだ開館時間内で展示室に子どもたちがいようがいまいが、自分たちの都合で早々と店じまいする慣わしになっているようです。この日は4時半、17日は4時にはきれいさっぱりとお片づけ済みでした。
 で、17日には子どもたちと展示室を回りながら、管理責任者の方にちょっとご足労願いました。以下、こういう時代になっちゃったんだよなぁ〜という事情は理解できますが、なんだかねぇ…。あえてここでも苦言を呈しておきます。施設の利用者としては納得しかねるところだし、言いたいことは言っておかないと気がすまない性質なので、どうかお許しあれ!
 駐車場に関しては当然外部委託なわけで、民間の良質な業者が太刀打ちできないほどの破格値で毎年落札しているところに委託されているそうです。運営に関しては多摩六都科学館のほうで指導できるとは言っても、破格値で働かされている爺さまたちの立場に立ってみれば、そんなの関係ねぇ!? まあ、安かろう悪かろうの典型となっているわけですね…。今後改善される見込みは限りなく0に近い!?
 「はっけんテーブル」に関しては、個人的にはまったく興味がないコーナーですが、子どもたちは知恵の輪やパズルも大好きですからね。17日には他にも3組の幼児親子がいて、「きょうはできないんだね…。」と、とても残念がっていました。でも、これまたボランティアの爺さま婆さまたちに任せっきりというわけで、多摩六都科学館の職員の方たちは頭もあがらない? どうやら時間も自由になってしまっているようで、なんと曜日によっても違っているそうです…。
 利用者の立場から、また一般常識からすれば、5時まで開館しているはずの公的な施設の常設展示としてガイドブックにも載っているコーナーであるにもかかわらず、また同じ料金の展示室券を買って入館しているにもかかわらず、本来来館者全員が平等に受けられるべきサービスを利用できない時間帯があること自体、絶対におかしな話です。もし仮に民間の施設であればこんなことは考えられないし、シフト制等で即解決されている問題だと思います。
 ところが、多摩六都科学館の職員の方たちもそれをおかしいとさえ思わなくなってしまっている…。こうなるともう重症ですね…。これも今後改善される見込みは限りなく0に近いのかな!?

 

 多摩六都科学館は常設展示だけでなく、おもしろいイベントや企画展も多くてほんとにいい施設だし、若い職員の方たちもみんなきちんとしているのに、なんだかとても残念でもったいない話です。上は時々入れ替えられる「地域の科学」の展示から、ホトケドジョウと剥製コーナー。こういう努力も好感がもてるところなんだけれどもなぁ…。梅雨入りしたのでまた利用することもあると思いますが、その場しのぎの対応におわっていないことを期待したいと思います。